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インクジェットプリンタで「せんす」を自作する
製品パッケージ
完成図。シールはドライヤーを用いて転写する。シワがつきやすい&位置合わせが困難なこともあり、適度にアバウトなデザインでないとちょっと厳しい
インクジェットプリンタで作る「手作りうちわキット」は、季節モノがほとんど存在しないパソコン向けアクセサリ市場で、USB扇風機と並び夏の風物詩と言える存在である。さらに、売れ残ったうちわキットが某量販店のワゴンセールで大量に在庫処分される様子も、ここ10年くらいの秋冬の風物詩である。毎年同じ光景が繰り返されるところを見ると利益は出ているのだろうが、それにしても不思議な光景ではある。
さて、そんな中、今年あらたに登場したのが、サンワサプライの「手作りせんすキット」である。各社からこれだけ「うちわ」が販売されていながら、なぜいままで「せんす」がなかったのか。
実は数年前、なぜインクジェットプリンタで作るせんすが存在しないのか、某メーカーの開発担当者に聞いたことがある。その時の回答は「プリントした紙を骨組みに貼り付ける工程が面倒かつ失敗しやすく、また本体が重くなりすぎるから」というものだった。たしかに、せんすの骨組みは20~30本近くある上、うちわと違って一本一本が可動するわけで、ドンピシャで貼ることはこの上なく困難である。あぁ、なるほどそりゃ製品化はムリだわ、と当時は納得させられたものだ。
さて今回の製品、こうした問題点はどのように解決されているのだろうか。早速購入してパッケージを開封したところ、驚愕の事実が発覚した。なんとこの製品、うちわキットのようにプリントしたシートを骨組みに直接張り付けるのではなく、白色無地のせんすの表面に、インクジェットプリンタで出力したシールを貼り付けるだけの仕様なのだ。
パッケージ裏面をよく見ると、たしかにせんすの上に切り抜いたシールを乗せ、ドライヤーを当てる様子が描かれている。なので完全に筆者の思い込みというか不注意というか、メーカーはきちんと説明責任は果たしているのだが、個人的には「エ~~~~こんなので手作りキットを名乗っていいのかよ~~~~」と思わずにはいられなかった。少なくとも、手作りうちわキットでいう「手作り」とは意味合いが違いすぎる。
まぁ、ただ、実際に作ってみると失敗する確率も低く(←当たり前)、そこそこの仕上がりが得られる。いわゆる手作り感があるかと言われると答えは「NO」だが、オリジナルのロゴやマークが入ったせんすが欲しいというだけであれば、非常にお手軽に作れて楽しめることは間違いない。そんなわけで、なんだかんだ言ってそこそこ愛用してしまっている筆者なのであった。
無地のせんす本体と、A4サイズのフリーカットシールが同梱されている。シールは薄手で、伸縮性が高い
同梱されている無地のせんす。これにシールを貼り付ける。表だけでなく裏にも貼ることができる
パッケージ裏面に書かれた制作手順。シールを貼るという仕様上、ワンポイントの模様が限界で、全面に柄をプリントすることはまず不可能だ
インクジェットプリンタで絵柄を印刷しているところ。シールは1枚しかないので細心の注意が必要だ
商品名
発売元
購入価格
JP-SEN1
サンワサプライ
1,480円
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URL
製品情報
http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=JP-SEN1
(kizuki)
2006/09/11 11:07
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