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自分以外にも画面が表示される「2画面型電卓」
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2画面表示。サイズは一般的な業務用電卓サイズ
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画面を隠すことも可能
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電卓というと、今では家電量販店の1コーナーで細々と販売されているけれど、大昔のWindows 95ブーム到来以前とか、電子辞書が普及する前の昔には、電卓のコーナーはもうちょっと広いスペースがさかれていたような気がする。もっと昔に遡ると、ここ数年のパソコンの小型化にような電卓の小型化競争と価格競争があった。それこそ大昔の数kgの重さの電卓から、今のICを搭載し太陽電池で動くカード型の電卓に至るまで、シャープ、カシオ、TIらが電卓をリリースするたびにそれが世界最小最軽量となったとか。
現在電卓は、USB10キーとしても使える電卓やら、インテリアにマッチしたオシャレな電卓とかあるが、技術革新!といった感じのテクノロジー的にエクスタシーな電卓は出てないような気がする。今回紹介する電卓「2画面型電卓」は、技術的にすごい!と感じるわけではないが、こういうアイディアあるのか!と感心するようなデザインの電卓だ。
2画面型の電卓なので、据え置いて使い、机に座る電卓オペレーターと、オペレータの電卓オペレーションを随時確認するようなシチュエーションが常にある人には最適の電卓といえる。逆にアイディア商品で面白いと思って購入しても、自分ひとりでしか電卓を使う場面がないとか、据え置かず電卓を持ちながら利用するなんてことになると、かなり無駄感が漂うので注意が必要だ。とはいえ、一応一画面でも使いたい、相手に画面を見せたくないというときのためのカバーが付属している。
肝心の電卓機能だが、2画面である特徴を除けば極めてスタンダードにのっとった仕様。電源は単4電池と太陽電池の2系統からなる。業務専用をうたっているだけあり、10キー、四則演算、電源ON、消去、メモリ関連、それにシフトキーと四捨五入スイッチと小数点スイッチから構成され基本を押さえている。ただボタンが大きくて押しやすいのは結構だが、押した感覚が安っぽいのがちょっと勿体無いような。
メーカーがWorldGraphicsと聞きなれないメーカーなので若干リスキーに思われがちだが、基本は押さえているので、たとえば会社内でどっしり構える「島で一番偉い人」へのささやかなプレゼントにいいかもしれない一品である。
製品名 |
メーカー |
購入価格 |
購入場所 |
2画面型電卓「WG-01」 |
WorldGraphics |
3,800円 |
王様のアイディア
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(山谷 剛史)
2006/09/26 11:00
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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