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満点の星空を我が家に!話題の「ホームスター」

サイズは意外とコンパクト
 昨年話題をさらった家庭用プラネタリウムの「ホームスター」。家庭用プラネタリウムとしては高価な2万円という値段ながら、その本格派志向の大人から支持を得て大ヒットを記録したとか。そんな話題のホームスターを我が家にも導入してみた。

 最初に結果を言ってしまえば、その話題性から「ものすごいものらしい!」と想像し、胸躍らせたのだったが、実際触ってみれば、冷静に考えれば当たり前の仕様だったため、自分が勝手に妄想が膨らんでがっかりだったというものだった。が、今はその妄想が補正され、満足に利用している。

 筆者だけかもしれないが、購入前は正直プラネタリウムのように部屋一面にばーっと星空がでると思っていた。実際は本体上面から光が照射されるので、天井の一部が星空となるだけとなる。しかも部屋の天井全てが星空にはならず、直径2.3メートルの円の中で星空が広がるといった具合だ。原板ソフトを挿入して利用するが、本体に付属する原板は「日本の星空」の星座ラインがつくものと、つかないものの2種類が付属する。

 とはいえ、さすが話題のホームスター、近眼の筆者が裸眼でも見える星から、メガネをつけて目を凝らさないと見られない星まで沢山の星が投影され、目が暗闇に慣れれば見事に星空になっていて驚かされる。ゆっくりと日周運動をしたり、流れ星がときどき流れるようにすることもできる。時間が経つとオフになるタイマー機能もあり、寝る前に星空を投影して星空の下、うとうとしているうちに自動的に電源を切ってくれる。

 注意したいのはプラネタリウムだけあって、徹底して部屋を暗くしないと満天の星空は楽しめない。夜になっても外のネオンが明るくて薄いカーテンだから光が入ってくるので、暗闇が作れない……なんてことになると、最悪ホームスターは押入れの肥やしになりかねない。

 付属品は本体のほかにも星空解説ハンドブックとCDがついているので、なんとなく星空見ておしまい、という風にはならないのでご安心を。

 その人気からか2005年冬季限定版や、2006年春季限定版などの製品もリリースされているほか、南半球の星空が映せる原板もリリースしている。これからもホームスターと関連製品が出ることで、古びれずに続々とリリースされそうな予感がする。

 ホームスターの副題で「21st Century Home Planetarium」という文言が書かれているが、大きく出た文言にも負けない大人の癒し系一品だ。


上部から投光される 本体正面。各種設定スイッチがある 天井に映し出された星空。星座ライン入り原板ソフトを使用

商品名 発売元 購入価格 購入場所
ホームスター セガ 20,790円 ヨドバシカメラ



URL
  製品情報
  http://www.segatoys.co.jp/homestar/


(山谷 剛史)
2006/09/14 11:09

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