|
|
|
重量11g、クレジットカードサイズのUSBメモリ「Wallet Flash」
|
|
|
|
コネクタまで含めた大きさがクレジットカードサイズになる。筆者の持つ全ての財布に何の問題もなくスムースに収まった
|
|
本体から飛び出したUSBコネクタが何とも弱く危ない感じがしたが実際はかなり堅牢で、普通の扱いをして折れたり曲がったりすることはまずない
|
シリコン・メモリチップの高密度テクノロジー革命により、メモリ製品の価格低下は著しい。携帯機器では標準の外部記憶メディアとなったSDカードとUSBメモリ製品ではそのメリットを端的に感じることができる。
いずれの製品も初登場の時期から比較すると、200~300倍の価格性能比を実現しており、その勢いはもう少しは続きそうだ。ネットワークを介さないパソコン同士のデータ交換の物理的手段として、そのポジションを確実なモノとしたUSBメモリ製品は、容量のバトルからリード・ライトのスピード競争へ、そして現在では個性化とデザイン性の競争に向かいつつある。
本日ご紹介するWALLETEX社の「Wallet Flash」は、筆者が米国から個人輸入したクレジットカードサイズのUSBメモリだ。筆者は1GBのモノを購入したが、原稿執筆時点では128MBから2GBまでのラインアップがある。実際の商品を手にした当初は、厚紙のような本体と、そこから突起しているUSBコネクタの強度がかなり心配だったが、実際にはかなりの強度があり、普通の扱いでコネクタが折れたりすることはまずなさそうだ。
本体の重さは11gで、薄さはデジタルノギスで実測したところ1.97mm、見慣れたプラスチックのクレジットカード(VISA)の実測した厚さが、0.75mmなので、Wallet Flashは約2.5倍、数字の上では一見ぶ厚いようだが、筆者の持つ財布全部で試してみたところ、全ての財布のクレジットカード・ホルダーで問題なく収納できた。
USBメモリは、単体で使うモノではなく、データ送受信転送の際にはパソコンと接続するモノだ。旧式のデスクトップPCのように、USBポートが本体背面にある場合は、延長ケーブで前面に引き出すのが一般的だろう。Wallet Flashのように軽量で薄いがサイズが大きなUSBメモリの場合、延長ケーブルの先のコネクタには難なく接続できるが、周囲にいろいろ入り組んだモバイルPCのUSBポート接続では多少の不安が残る。
Wallet Flashは、そんな場合を想定して、コネクタ部分に表向き、裏向きに関わらず、パソコンのUSBポートに接続出来る「Double Sided USB 2.0 Connector」という規格を採用している。筆者のThinkPad X41でも、向かって左側のUSBポートは少し奥まっており、Wallet Flashは確実に挿入できなかったが、反対側のUSBポートには難なく接続できた。奇しくも、Double Sided USB 2.0 Connector採用の効果が早速証明された。
Wallet FlashはUSBコネクタが本体と一体化しており、専用のコネクタケーブルが存在しない。それゆえ薄く軽い。他社のカード型USBメモリのように短いUSBケーブルによるケーブル引き回しが便利な場合もあるかもしれないが、世界で一番薄くて軽いクレジットカードサイズのUSBメモリは自慢できる一品だ。WALLETEX社が謳っている「Wallet Friendly Technology」はそれを明確に表現している宣伝文句だろう。
|
|
1g単位まで測定できるデジタル秤での実測でも11gと世界最軽量を示した(クレジットカードサイズのUSBメモリとして)
|
両面が全く同じ回路に作られている、Double Sided USB 2.0 Connectorの採用により、USBポートでは、挿入しやすい向きや表裏を自由に選択できる
|
商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
Wallet Flash 1GB |
約70ドル |
WALLETEX社直販サイト |
■ URL
WALLETEX社直販サイト
http://www.walletex.com/Walletex/
(ゼロ・ハリ)
2006/09/08 10:51
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|
|