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ハンドル交換でゼロハリをカスタマイズ!
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落ち着いたカスタムハンドル装着により、ビンテージ感を増加した筆者のゼロ
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「ゼロハリバートン」といえば、約40年前にNASAの宇宙飛行士が「月の石」を地球まで運ぶのに使ったことで知られるアタッシュケースだ。筆者が「ゼロハリ」というペンネームを20年以上前に選んだのも、筆者が当時すでに熱烈なゼロハリバートン社(当時は「ハリバートン社」)のファンだったからという理由による。
いまやゼロハリは、スーツや腕時計などと並んで新入社員の必携グッズアイテムとして雑誌などで紹介されるまでに普及した。需要が広がること自体は素晴らしいことで、昔は普通のサラリーマンのおこづかいの範囲では絶対に手の届かない高嶺の花だったゼロハリバートン社のアタッシュケースが、今では、誰でも少し無理をすれば購入できる価格になった。
読者の方の中にも、ゼロハリバートンを複数所有する愛用者が多くおられるだろう。コレクションも時代と共に、数を集めたくなる時期、品質を競いたくなる時期、厚かましくもその両方を満足させたい時期などが何度か巡ってくるモノだ。一時期、10数個を越えていた筆者のゼロハリバートンのコレクションも今では、数個以下になってしまった。
これは他でもない、軽量のアルミ製アタッシュケースとはいえ、本体の重みが寄る年波に耐えられなくなっただけの話だ。やはり、ゼロハリバートンは筆者がそうだったように、生意気な若いうちに背伸びをして、買って、毎日持ち歩く鞄の代表だ。
我が家では、既にゼロハリバートンが、インテリアになってしまった。その原因は、重いと言うことと、もう一つは、仲間が増えて嬉しい半面、従来自然とあったゼロハリバートンの希少性がなくなり、目立ち度が低下し、他人から注目されなくなり、ごく普通のアルミトランクに成り下がってしまったことにもある。
しかし、残念ながら、広い世界を見渡してみても、多くの面で、ゼロハリバートン社のアタッシュケースに迫る技術製品は、簡単には見あたらない。そういう市場がニーズを引き起こしたのか、同様のマニアックな人が思い至ったのか、神戸にゼロハリバートン社のアタッシュケースに熱い思いを抱いている人が個人で立ち上げている素晴らしいカスタムケースの工房がある。
筆者の古いゼロハリバートンアタッシュは、その「バーリントン カスタム ケーシーズ」のメープル材から削りだしたトラ目の「カスタムハンドル」を装着している。オリジナルのグレーの樹脂製のハンドルに比べて、見た目の落ち着き感はもちろんのこと、実際の持ち歩きに関しても、柔らかい手触りをい実現し、またゼロハリバートンを持ち出してみようという気にしてくれる。
オリジナリティがビンテージの条件だと勝手に思っていたが、ハンドルの交換で、ただの「古い」が「ビンテージ」に変化したイメージがある。いくら物理的にビンテージでも、鞄は持ち主に愛用されてなんぼの世界だろう。表に連れ出してもらって価値の出る世界だ。いずれ、同社の提供している「カスタム内装」を施し、床の間のゼロハリバートンから脱却させようと考えている。
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メープル削り出し、トラ目のカスタムハンドル。高価だが価値ある一品だ
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オリジナルのハンドル(左)と比較するとその暖かさは大きく異なる
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
カスタムハンドル |
30,000円 |
バーリントン カスタム ケーシーズ |
■ URL
バーリントン カスタム ケーシーズ
http://www.burlingtoncases.com/
(ゼロ・ハリ)
2006/08/17 12:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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