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深夜のサッカー中継対策に「いーレコ2」
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機能が絞られているため、かなりコンパクトな本体
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ボタンは左から電源、録画開始、接続機器とのシンクロ開始、画質選択。右のLED、上段は選択した画質、下段は挿入したメモリースティックのおおまかな残容量表示
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サッカーの祭典・2006年FIFAワールドカップをご覧になっただろうか。サッカー好きとしては最高レベルの試合がいくつも見られるということが嬉しく、仕事も手に付かなくなりがちであった。今大会の問題は夜の試合にあった。日本時間で27時過ぎからのキックオフとなるため、まともに観戦してしまっては翌日の仕事に差し障るのだ。とはいえ当代きってのスター選手が集まる大会、やはり見たい。
そんなジレンマを解消するために用意したのが「いーレコ2」。簡単に言うと、メモリーカードにMP4形式の動画をリアルタイムにエンコードする装置である。スロットがメモリースティックDuoのみ対応なので、PSPで再生することが前提となっているが、USB経由でパソコンとも接続できるので、iPodビデオや携帯電話でも再生が可能だ。
本体は録画だけを目的としているため、チューナーや再生機能などを持たない。録画するには手動で録画ボタンを押すか、他の機器との連係機能を利用する必要がある。連係機能と言っても実にシンプルで、「いーレコ2」を接続したビデオデッキなどで録画予約をすると、ビデオデッキ側の電源オンを感知して「いーレコ2」も録画を始める仕組みだ。
録画画質(圧縮率)は3段階で、サッカー中継1本(約2時間20分)を高画質で録画すると950MB程度。ちょっと時間が延びると1GBのメモリースティックに記録できない恐れがあるため、普通の画質を使用している。こちらはサッカー中継で600MB程度だ。普通画質では、動きの激しい場面ではブロックノイズが目立つものの、ボールの動きは確認できるし、小さなテロップも読むことができる。動きの遅いリプレイ時には選手の表情もはっきり確認できるなど、実用上まったく問題のないレベルである。
実に手軽だが、使用してみると気になる点もいくつかあった。まず、予約録画のシステム上、主電源がオンにならずに録画する機械には反応しない。PSXに接続してみたが録画時に主電源がオンにならないため使用できなかった。もう一点、接続するビデオデッキとシンクロがうまくいかないのか、記録時間0秒の動画ファイルが7~10個生成されてしまうのだ。空き容量を圧迫するわけでもないし、目的の動画は録画されているので問題はないが、少し気になる。
他の記録機器と二重に録画してしまうことが無駄と言えば無駄だが、出勤準備をしながら、通勤しながら、昼休みに昼食を食べながらサッカーが見られる利点に比べれば些細なことだ。世界のサッカーが見たいという諸氏にお勧めしたい一品である。
製品名 |
発売元 |
購入価格 |
いーレコ2 |
ハギワラシスコム |
8,980円 |
■ URL
製品情報
http://www.hscjpn.co.jp/products_s.php?idno=253
(ナカムラ)
2006/07/27 10:59
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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