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遺失物が手元に戻ってくるかも。米国の「STUFFBAK」システム
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米国のCompUSAなどのPCショップなら、どこでも購入できる
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大事な持ち物を失くさないための道具や仕組みには多くのモノが存在する。重要な鍵にキーホルダーを取り付けたり、携帯電話にストラップを取り付けたりすることもそうした手段のひとつだ。昨今では、ワイヤレス技術を活用したキーホルダーやバゲージタグもお目見えしている。
しかし、本日ご紹介する「遺失物還元システム」はこうした物理的なグッズではなく、ネットワークを活用した「遺失物を取り戻せる可能性を追求したシステム」だ。ユーザーはパソコンショップやWeb通販などで、「LOST & FOUND ID LABELS」と書かれたシールのキットを購入する。
シールには、追跡のためのユニークな7桁のトレース番号(OWNER#)が印字されており、持ち物を紛失した場合の重要で唯一の手がかりとなる。シールのサイズはパッケージの種類によって異なるが、アタッシュケースに取り付ける大きなラゲッジタグ・サイズから、携帯電話やPDA等に貼り付ける小さなサイズまで、数種類以上ある。
シールを購入したユーザーは、STUFFBAK社のサイトにアクセスし、トレース番号をキーにユーザー登録と、自分がこれからLOST & FOUND ID LABELSを貼り付けようとしている持ち物のメーカーやモデル、特長などをオンライン入力する。さらに、もしその持ち物が戻った場合に支払う「謝礼金」の金額なども記入する。もちろん、記入項目から持ち主が特定できるようなデータはWeb上で一般公開はされない。あくまで、オーナーも遺失物の発見者もSTUFFBAK社を介してコンタクトするのが基本だ。
遺失物としてあなたの持ち物を見つけてくれた第三者は、シール上に記載された「REWARD FOR RETURN!」というメッセージを見て、運が良ければ、すぐに無料ダイヤルの電話番号やWebサイトにアクセスしてくれるはずだ。発見者がWebサイトで報告する場合は、「FOUND」の頁にアクセスし、発見者名やコンタクト先を入力する必要がある。必要以上に他人に関わらないことが昨今の風潮だが、なんとSTUFFBAK社の発表では、遺失物が持ち主に戻る還元率は75%以上あるらしい。
新しいモノ好きの筆者は、何枚かのシールを購入して、モバイルPCはもちろん、携帯電話から万年筆まで、いろいろな持ち物に貼り付けている。ネットワークが普及し、すでに宅配便のトレースサービスなどが当たり前になった現代、何千台というノートPCや携帯電話などが遺失物となっている国内においても、このネットワークビジネスは有効かもしれない。
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筆者は海外に持って行くノキア社製携帯電話に丸いシールを貼った
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筆者の携帯電話を登録した時の画面キャプチャ。他には同じく海外に持って行くことの多い、ThinkPad X41 Tabletを登録した
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商品名 |
謝礼 |
購入場所 |
STUFFBAK LABELS |
無料~(ケースバイケース) オーナー登録・トレース料金などは別途必要 |
サンフランシスコ市内のCompUSA |
■ URL
STUFFBAK社(英文)
http://www.stuffbak.com/sb/
(ゼロ・ハリ)
2006/07/20 11:06
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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