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シュレッダー型はさみ「秘密を守り切ります!」
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個人情報保護法でパーソナル・シュレッダーはウハウハ?
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「個人情報保護法」成立の前から、他人の情報を取り扱う企業はさまざまな対応や見直しを迫られることになった。身近な例では、ダイレクトメール会社やアンケートの収集会社では、調査結果やはがきに印刷された住所などの「個人情報」をマスクするために、特別の糊の付いた保護シールを配布することが要請される時代だ。
こうした企業の配慮やマスコミ報道などにより、個人レベルでも個人情報を守るという意識が以前より高まっているのは間違いないだろう。都心の集合住宅では、いまや表札のない家が一般的だ。とくに女性の一人暮らしでは、空き家かと思うような状態――表札はもちろんなく、郵便受けにも名前がない――が普通だ。
シュレッダーは、こうした意識の高まりを象徴する商品と言えるかもしれない。今や、老いも若きも「シュレッダーブーム」なのだ。ふた昔前には会社でしか見かけなかったシュレッダーだが、今や、百均ショップから大手の文具チェーン店、パソコンショップに至るまで、日用品を扱う大型店舗でシュレッダーを置いていないお店を見つける方が難しいほどだ。
そんなシュレッダー機能を、伝統的な道具である「はさみ」をほんの少し応用することで実現しているガジェットが存在する。「秘密を守り切ります!」という関西風命名ロジックの道具は、人間が持つ「はさみの取っ手」は普通と同じ、ただし、はさみの刃が通常の5倍もあるという代物だ。5枚の刃で、はがきや領収書の個人情報に該当する部分を一気に切り裂くのだ。5枚の刃で切れば、普通のはさみなら5回分の裁断が一度でできてしまう。
実際に、公共料金の領収書や配達されたはがきなどのアドレスや氏名部分は1回のカットで、わざわざ修復しようとまで思わないレベルに裁断してくれる。それでも納得がいかない慎重な方は、いったんカットした素麺のような紙を、再度直角にクロスするように2度切りすれば完璧だろう。結果、領収書やはがきは一辺3.5mmの紙吹雪となってしまう。
試し切りしていて、ふと、かけ蕎麦用のきざみ海苔ができないかと思いついたので、台所にあった味付海苔を「秘密を守り切ります!」で一気にカットしてみた。なんとか実用になるレベルではあるが、味付け海苔に付着しているみりん系の粘着性がスムースなカットを妨げるようだ。次回は、ぜひ焼き海苔でチャレンジしてみたいと考えている。
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たった2~3分で領収書はこのとおり
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刻み海苔はべたつくこともあり少しハードルが高かった。次は粘着性のない焼き海苔で試してみよう
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■ URL
アーネスト製品情報
http://www.ar-nest.co.jp/
Webショップ「すまいる.com」
http://ar-nest.ns-st.jp/
(ゼロ・ハリ)
2006/06/05 10:47
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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