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「バールのようなもの」で肩こりほぐし
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製品パッケージ。絶妙なチープさ加減が光るデザイン
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バールという工具は、とかく一般人にはなじみが薄い存在だ。実際に「これがバールです」と写真を見せられると、ああ、なるほどこれか、と思うのだが、金づちやドライバー、ペンチくらいは常備している家庭でも、バールを常備していることはあまりないだろう。キャラクターとしては脇役にあたるわけである。
事実、我々一般人が「バール」という単語を耳にするのは、物騒な事件で「バールのようなもので金庫がこじあけられ」といった報道の仕方をされる時くらいだろう。立場が脇役とはいえ、本来の用途とは異なった使われ方で世間に存在を知られるというのは、可哀想と言えば可哀想な存在である。余談だが、Wikipediaには「バール」はもちろんのこと「バールのようなもの」でもきちんと項目があったりするので、興味のある方は参照されたい。
さて、今回紹介するのは、そんなバールの形状を模した、肩こりをほぐすジョークグッズである。実際のバールとそっくりな形状で、先端に2つの突起がついており、肩や首など、凝りが激しい部分に押し当てて使用する……とわざわざ詳細な使い方を書かなくても、写真を見て分かるとおりの品である。説明もなしに「コレあげる」と渡されても、おそらく10人が10人、同じように肩に当てるだろう。
筆者がこれをゲットしたのは100円ショップだったが、パッケージの説明を見る限り、ゲーセンの景品として企画された製品らしい。作りもそれなりにチープで、本気で力を入れるとボキッと折れかねない。もちろん金庫をこじ開けたりはできない。釘も抜けない。ツボを押すだけ。てこの原理とはまったく無縁。でもまぁなんとなく持っていて楽しい。そういった種類の品だ。
こういったジョークグッズはとにかく発想が命。同じメーカーでは「かんな型のツボ押し器」もラインナップしており、大工道具にかける執念のようなものが伝わってくる。なぜそこまで大工道具にこだわるのかは謎だが、見て使って面白いので良しとしておきたい。
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本物のバールを模したデザイン。最低限の強度はあるものの、本気で力を加えるとちょっとヤバげだ
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本物のバールを模したデザイン。最低限の強度はあるものの、本気で力を加えるとちょっとヤバげだ
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商品名 |
価格 |
製造元 |
バール型つぼ押し |
105円 |
オスカー |
(kizuki)
2006/05/26 11:09
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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