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脳力開発と機能性の両立? 消しゴムパズル「ケシキューブ」

ケシキューブ。初級・中級・上級ごとに色分けされている
 就職する前の事だが、オフィスで使用するのはボールペンで、鉛筆は使わないものだと思いこんでいた。シャープペンシルは学生生活の終焉とともに使わなくなると思っていたが、報告書の下書きなど存外に使うものだと驚いた経験がある。

 鉛筆を使う以上、その伴侶とも言える消しゴムもよく使うことになる。消しゴムは、角が一番消しやすい。ならば角をいっぱい作ってしまえ、というコペルニクス的転回の見本のようなプロダクト「カドケシ」も、オフィスや学校でずいぶん浸透したように見受けられる。

 話は変わるが、最近の脳力開発ブームはとどまるところを知らない勢いだ。ナンバープレイス、大人のDSトレーニング等々、最近ではルービックキューブも注目されていると聞く。

 こうした二つの潮流をいいとこ取りしてしまった製品が今回紹介する「ケシキューブ」だ。製品は至ってシンプル。大きめの立方体消しゴムが、角がいっぱいある小さな消しゴムパーツに分離し、分離した消しゴムを元の立方体に戻していくというパズル性を加えた製品である。元に戻すための難易度は、初級・中級・上級に分類されている。

 さっそくバラしてみる。初級編は、2分もせずに組み上がった。気をよくして中級編。あれ? うまくいかない……。5分ほど格闘してみたがうまく組み上がらない。やむを得ず、パッケージ裏にあったヒントを見てなんとか組み上げた。上級編ともなるとさっぱり分からない。ヒントを見てもどうしても1個余ってしまう。思いもかけず自分の脳力不足をさらけ出す結果になってしまった。

 発売元のホームページでは、大きさの似ている初級と中級を組み合わせたパズルも提案している。仕事や勉強の息抜きに、脳力開発にいそしんでみるのもまた一興ではないだろうか。なお、当然ながら消しゴムを使い切ってしまうとパズルは成立しなくなるので、全ての角をまんべんなく使って消すことをお勧めする。


初級・中級は組み上がったが、何故か上級だけ1つパーツが余る……

商品名 価格 購入場所 メーカー
ケシキューブ 262円 東急ハンズ シード



URL
  製品情報
  http://www.seedr.co.jp/eraser/eraser3.html

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(ナカムラ)
2006/05/24 11:01

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