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デジタル写真をスマートに携帯する「モバイル・フォトフレーム」
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オールインワンパッケージで提供されるが、別途パソコンは必要
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最近、米国内の「Brookstone」や「SharperImage」など、健康器具やデジタルガジェットを扱っているショップでよく見掛けるモノがある。デジカメで撮影した写真や、パソコンで編集した複数のデジタルフォトなどを、スライドショウするためのデジタル・フォトフレーム(写真立て)だ。
ごく一般的な「写真立てサイズ」の商品は、ブルックストーンの店頭などで、だいたい200~300ドルくらいで販売されている。パソコンを持たない、あるいは扱えないユーザーでも、SDメモリやコンパクトフラッシュなど、デジカメの録画メディアをそのまま写真立ての背面に用意された専用スロットに挿入すれば、適当なサイズに最適化して、写真の切り替え時に、いろいろなエフェクトを付加してスライドショウ表示してくれる便利なハードウェアだ。
昨今は日本でも、外資系企業などのオフィスなどで見かけるようになったが、米国では、単身赴任でなくても家族の写真をオフィスのデスク上に飾ったりするビジネスマンが多い。当然のことながら、出張時には、革製の小さなフォトフレームに、家族や愛犬の写真を入れて持ち歩き、ホテルのベッドサイドにセットするビジネスマンも珍しくはない。
そんな米国だから、「写真立て」そのまんまのデスクトップ用の「デジタル・フォトフレーム」に続いて、モバイルできるフォトフレームが登場してくることは確実に予想された。
ところが、実際にブルックストーンで売られていたモノは、フォトフレーム形状ではなく、2年ほど前に、北欧のノキア社が日本国内でもテスト発売した「メダリオン」にそっくりだ。メダリオンは、登場のインパクトを演出するためにノキアらしくペンダントの形状をしていたが、本日ご紹介する「KeyPix」は名前から想像できるようにキーホルダーの形状をしている。最近は、ペンダントモデルも発売されているようだ。
パッケージに付属する専用ソフトをパソコンに導入して、KeyPixで持ち歩きたいデジタル写真を指定すると、画像のお好みの部分の切り取りと最適化、そしてUSBケーブルによる画像ファイルの転送を実行してくれる。アプリケーションとしては極めて簡単だ。
KeyPixの液晶画面は1インチCSTNで、解像度は96×64ドット、4,096色だ。カラーになったばかりの頃の携帯電話の液晶を思い起こさせる雰囲気ではあるが、極めて精細なデジタル写真を見慣れた目には、かえってノスタルジックで魅力的だ。逐次表示以外に、全部で56枚のJPEG画像をスライドショウ表示もできるなど、デジタル・フォトフレームに匹敵する機能が用意されている。筆者は、ペットの写真や家族の写真を入れてキーホルダーとして毎日持ち歩いている。
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ACアダプタの大きさに驚くが、これは本体があまりにも小さいから
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56枚のJPEG画像をスライドショウ表示できる。バッテリーも合格か!?
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
製造元 |
KeyPix |
59ドル99セント |
ラスベガスのBrookstone |
TAO Electronics |
■ URL
KeyPix製品情報(英文)
http://www.taoelectronics.com/Spectare-Portables.htm
(ゼロ・ハリ)
2006/05/19 11:00
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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