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耳たぶに挟む超小型タイマー
ボディはスケルトンカラー。長さは46mmと、イヤホンの先端を切り取ったようなコンパクトさだ
社会人になりたての頃、スキーや温泉など、仲間と泊まりで遊びに出掛けることが多かった。当然ながら夜は酒を飲んでザコ寝となるわけで、寝返りをうつだけで誰かの鼻先に肘がヒットするような狭い場所で、うたた寝を取るのが常だった。
当時の筆者はこうしたお泊まりイベントの幹事をすることが多く、仲間がまだ寝ている翌朝に一人、先に起きなければいけないことがしょっちゅうあった。大音量の目覚ましだと周囲の仲間まで起こしてしまうし、当時はまだケータイのバイブ機能のような便利なツールもなかったので、自分だけが先に目覚めるのにけっこう気を遣った記憶がある。
今回紹介する「安心君」が当時存在していたら、便利なツールとして重宝していたに違いない。本製品は耳にはめ込むタイプの超小型タイマーで、最短5分から最長9時間55分までを指定してアラームをセットできる。時間は5分刻みで設定可能で、たとえば45分後にアラームを鳴らしたい場合は、30分ボタンを1回と、5分ボタンを3回押す仕組みだ。これを耳に装着して自分にだけ聞こえるようにすれば、周囲の人を大音量で目覚めさせなくて済むというわけだ。
クリップで耳たぶに挟むという構造上、あまり激しく寝返りを打つと外れる恐れがあるため、寝相が悪い人にはちとツライかもしれない。とはいえ、前述のような、寝返りさえ打てないザコ寝の環境下で使うのであれば、十分に重宝すると思われる。また、電車やバスなど公共交通機関内での乗り過ごし防止や、車の中での仮眠といった、姿勢がある程度定まった状態で使うにはピッタリだろう。
「いまから○分後」という設定の仕方しかできず、時刻による指定ができないのは難ありだが、1,000円程度で購入できるツールとしては必要十分な機能を備えている。最近は携帯電話のバイブ機能をアラームとして使う場合も多いが、静かな場所でのバイブ音というのは意外と響くものだ。紹介した使い方以外にも、お風呂タイマーの代用や料理用タイマーとしての利用などの応用が可能なので、気軽に使えるタイマーをお探しの方は試してみてはいかがだろうか。
「安心君PartII」パッケージ。実売1,000円程度とそこそこ安価
上部に30分ボタン、下部に5分ボタンが配置されている。セットした時間は液晶画面で確認可能
クリップで耳たぶに挟んで使用する。寝返りなどで外れないための配慮だが、本体の厚みがそこそこあるため、装着したまま熟睡するのは避けたほうがよいかもしれない
実際に装着した状態。アラームを止める際はリセットボタンを押すのだが、あまり押しやすいとは言えないため、実際は取り外してボタンを押すことになるだろう
品名
発売元
購入価格
安心君PartII
本田通信工業
1,029円
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URL
製品情報
http://www.hondatsushin.co.jp/kikakuindexansinkun.html
(kizuki)
2006/04/06 11:05
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