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カタチはレトロだが中身は本格的 “ワンデBSUクッシラク”

DIGITAL COWBOYの「DC-NCTEL1」
 パソコンを使う電話が広まっている。以前から同様のものはあったが、Skypeの普及で一気に利用シーンが拡大したように思える。それに合わせるかのように“Skype対応”をうたうUSB接続の電話機がたくさん登場した。それらを使えばパソコンのスピーカーとマイクではなく、専用の受話器で会話でき、より電話らしく使える。

 そんなUSB電話機の中で、いきなりキワモノとして登場したのがDIGITAL COWBOYの「DC-NCTEL1」“クラシックUSBデンワ”だ。外見はレトロな電話機に仕上げてあり、製品紹介ページにも「ワンデBSUクッシラク」と、右から読む表記で書かれており、イラストには和服姿のマユミさんという女性と軍服姿の男性が電話する姿が描かれている。

 レトロ調な企画品と思いきや、電話として、なかなかしっかりとした造りになっている。中身はUSB接続のサウンドインターフェイスが内蔵され、Windowsからはスピーカーとマイクとして認識される。

 しかし、これだけではない。この「DC-NCTEL1」は付属のドライバーソフトをインストールすると、受話器を本体に掛けるか掛けないかでSkypeのウインドウを最小化と元のサイズに戻すかが自動的に行なわれる。つまり、Skypeで電話をかけようとして、受話器をとるだけで、パソコンのディスプレイ上にSkypeのウインドウが現われるのだ。

 さらに、Skypeの相手先に短縮ダイヤルを割り当てておけば、電話機のダイヤルボタンを押して中央部分を押すとすぐに発信することができる。通話が終わって受話器を置くと通話状態から待機状態になり、Skypeのウインドウも最小化する。着信時は本体に内蔵されたスピーカーから、キャプチャーされたアコースティックなベルの音が流れ、レトロな気分に浸ることもできる。

 これを使えば、着信だけでなく発信でもパソコンのキーボードやマウスに一切触れずに電話として使える。その上、受話器は適度な重さと剛性感があり、パソコンの周辺機器にありがちな安っぽさがないのもうれしい部分だ。

 このように機能面でしっかりしていながら、さらにカタチも少しレトロに作ってあるため、さぞかし高いと思いきや、DIGITAL COWBOYのオインラインショッピングでは5,480円。それほど高くない価格である。

 「DC-NCTEL1」は機能面でも十分な性能を持った電話機であると思う。このレトロなモデルのほか、電電公社の600型黒電話などのバリエーションがあると個人的にうれしい。願わくばベルも合成ではなく本物のベルを用い、ダイヤルもそのまま再現するなど、忘れられつつある“回すダイヤル”の文化を現代の最新IP電話に継承してもらいたい。


受話器をここに置くとオン/オフフックを検知し、Skypeのウインドウが開閉する。まさに電話だ
受話器も通常の電話サイズで、剛性感もしっかり。本体との接続は、電話の受話器に一般的に使われるRJ22モジュラープラグで接続するので、他の受話器と交換して使える可能性もある 受話器をここに置くとオン/オフフックを検知し、Skypeのウインドウが開閉する。まさに電話だ

ダイヤル風だが、回すのではなく数字のボタンを押す。中央部分もボタンになっており、押すと「発信」になる。短縮ダイヤルを設定すればこのボタンだけで発信操作が完了する
本体にもスピーカーを搭載し、着信音はベルをキャプチャーした音が鳴る ダイヤル風だが、回すのではなく数字のボタンを押す。中央部分もボタンになっており、押すと「発信」になる。短縮ダイヤルを設定すればこのボタンだけで発信操作が完了する

品名 発売元 購入価格 購入場所
クラシックUSBデンワ DIGITAL COWBOY 5,480円 直販サイト



URL
  DIGITAL COWBOY
  http://www.digitalcowboy.jp/


(江須田)
2006/04/04 11:04

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