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単語でロックする南京錠「WORDLOCK」
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米国内の文具店や日曜大工点に行けば購入できる「WORDLOCK」。番号より忘れにくい単語のスペルを活用。アマチュア発明家のアイデア商品だ
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今回、本日の一品でご紹介する商品は、米国のステーショナリーショップで見つけたもの。「WORDLOCK」と名付けられた南京錠の一種だ。「WORDLOCK」は、米Staples社が主催した発明コンテストで2004年に優勝し、製品化された。発明者のTodd Basche氏は、発明コンテストの賞金25,000ドルを得たというアイディア商品だ。
「WORDLOCK」は、一般的に使われている「ナンバーロック」と同様の仕組みだが、普通なら3段くらいのナンバーロックを、あえて5段に増やし、アルファベットの5文字の単語やニックネームを鍵のキーワードに使うところがアメリカ的で面白い。
それぞれ異なる10個のアルファベットが刻まれた横に並ぶ5個のリングで、数多くの単語やニックネームを構成できる。向かって右端のリングのみ、10個の文字の構成要素の中にブランクが1個あり、4文字の単語にも対応できるように作られている。
5つのリングの文字を組み合わせることによって、各アルファベットで構成される文字列には、論理的には10万パターンがあることになる。もっとも、WORDLOCKではキーワードを忘れないよう、開錠キーワードとして約1,000個の単語やニックネームを推奨している。
購入したままの状態のWORDLOCKには、「MATCH」というスペルが開錠キーワードに設定されている。ユーザーは、その初期キーワードでまず解錠する。次に、側面のプッシュボタンを押しながら、任意のワードを5つのリングを回転させて構成し、プッシュボタンを放せば、その単語が解錠キーワードとなる。
単語を開錠キーワードに使った場合には、不法に解錠しようと考える盗人側にも、英単語の知識が要求されることになる。そういう意味に於いて、WORDLOCKは極めて教育的な南京錠と言えるかもしれない。また、アルファベット(英単語)を解読しない人にとっては、開錠の難しさは10万パターンの組み合わせに匹敵することになる。英語圏以外ならさらにセキュリティレベルが上がるかもしれない。
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TASTEという5文字をキーワードにしてみた
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ロッカーの錠前以外にも、短い鎖を用意すれば、自転車やバイクなどにも活用できる
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商品名 |
購入価格 |
購入場所 |
WORDLOCK |
約6ドル |
カリフォルニア州 サニーベールの大型文具店 |
■ URL
「WORDLOCK」を国内で販売している通販サイトの例
http://www.rakuten.co.jp/sunnyplace/703997/911439/
(ゼロ・ハリ)
2006/03/23 11:03
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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