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SDカード対応のカーオーディオ
ビクターの「KD-SD700」。非常にシンプルなフロントパネル
最近のカーオーディオはメーカー工場装着品、後付け品ともにMP3やWMA形式の楽曲ファイルが焼かれたCD-Rを再生できるものが多くなった。しかし、CD-Rだと曲を入れ替えたい場合はCD-Rごと使い捨ててしまわねばならない。CD-RWを使う手もあるが、それほどCD-Rより快適になるわけではない。
そこで、メモリカードに入れた楽曲をそのまま再生できてしまうカーオーディオがあれば便利と思っていた、そこへ登場したのがビクターの「KD-SD700」。SDカード対応のカーオーディオだ。
SDカードに楽曲を収録する場合、ほとんどの機器では専用ソフトウェアで書き込まなければならない。最近の携帯電話で、SD-Audio対応であればパッケージに「SD-Jukebox」が同梱されている場合も多いが、そういった製品を持っていなければ、あらためて購入しなければいけない。
ところが、KD-SD700はSDカード対応と言っても、そういった転送ソフトの類は一切不要。メモリカードリーダーなどでパソコンと接続し、MP3やWMA形式の楽曲ファイルをにポンポンとコピーするだけでよいのだ。面倒な転送方法が全盛の今、貴重な機種と言って良い。
また、最近の後付け品のカーオーディオのほとんどは、派手な表示画面になるような演出が施されている。このKD-SD700もデフォルト状態では例に漏れないのであるが、表示される画像や動画をユーザーの手で変更することができる。付属のユーティリティをパソコンにインストールし、作成した画像をSDカード、またはCD-R/RWを経由して転送できるのだ。シンプルで動きが少なく、品のある画像を入れれば、子供っぽい画面ともおさらばだ。
ビクターは、SDカード内の楽曲を再生できるカーオーディオを多く手がけている。国内のラインナップは2005年秋に発売されたこの1機種だが、海外市場ではもっとラインナップが豊富だ。また、海外ではUSBポートを装備し、マスストレージクラスに対応したデバイス内の楽曲を再生してしまうカーオーディオもあると聞く。iPod対応をうたうだけでなく、もう少しパソコンユーザーに扱いやすいカーオーディオがあってもよいのかもしれない。
SDカードは、取り外し式のフロントパネルを外して挿入する
SDカード内の楽曲を再生しているところ。曲名などは漢字で表示
付属のユーティリティで静止画や動画を作成し、画面に表示させることができる。こんな画像の表示も簡単だ
本来はCDプレーヤーなので、CDも挿入できる。CDの入れ口は電動で開閉する
品名
発売元
購入価格
購入場所
KD-SD700
日本ビクター
31,290円
オンラインショップ
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URL
製品情報
http://www.jvc-victor.co.jp/car/products/1din/kd-sd700/
(江須田)
2006/02/07 10:53
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ケータイWatch編集部
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