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ポジが面白いから、ハクバのビュアーキット
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コンパクトで持ち運びも簡単な「5700ビュアーキット PLV-5700S」
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ライトビューア、ACアダプタなどがセットになっている。室内ではACアダプタを、外に携帯するときは乾電池を使う
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でき上がったスリーブを蛍光灯に透かしてみては、その色の鮮やかさにニンマリしたのだが、長時間のけぞっていたため、肩から首にかけて痛くなってしまった。挙句の果てには床に仰向けに寝そべっている始末。しかも眺めていると次に気になるのはピントである。あっているような、微妙にあっていないような?? いくら透かして見えるとはいっても所詮35mmの世界。目を凝らしたところで小さくてわからない。また、蛍光灯に透かしているため、見え方もイマイチ。
そこで必要になってくるのが下から光を照らすライトボックスだ。通常は広いほうが見やすいが、所詮素人である。しかも利用頻度は限られている。収納しやすく持ち運びも簡単で、コンパクトなものがよい。またピント確認用に拡大表示できるルーペも必要だ。それぞれを単品で買うべきかと悩んでいたところ、お手ごろなセットを発見。それがハクバの「5700ビュアーキット」。
「5700ビュアーキット」はライトビューア5700(154×245×18mm)、専用のACアダプタ、専用キャリングケース、単3アルカリ乾電池4本、ファインルーペ1本(5倍)、ダーマトグラフ(シートの上から印をつけられる柔らかい色鉛筆)が赤白各1本がセットになっており、それぞれを単品でそろえるよりずっとお得になっている。ライトビューアはシート1本フルに入るサイズではないが、ちょっと確認するには十分のスペースが確保できている。もちろんプロが使うには手狭だろうが……。
早速ライトで照らしてルーペで覗いてみたところ、なんとも不思議な世界が展開された。それはプリントではなかなか感じにくいリアルな奥行きと立体感。スライドにもなるのだから当たり前かもしれないが、モニタの中でデジタル写真を見るのとはまた異なった味わいが感じられた。また裸眼で見ただけでは分かりにくいピントのズレなども、ルーペにより一目瞭然。銀塩のプロはこのようにして写真を確認し、選んでいるのであるな!
5700ビュアーキットのおかげで、蛍光灯で透かすだけでは味わえない世界を見ることができるようになったのである。押入れの中から古いリバーサルフィルムを見つけた、なんてときもこれさえあれば簡単に確認することができるだろう。あとは選んでスキャナで取り込むもよし、選んだ部分だけカットしてマウントするもよし。写真を整理したい方にも役立つ一品に違いない。「体験」もまた貴重な財産であると感じるこの頃だ。
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ライトビューアにスリーブを乗せてみたところ。この状態ではまだ確認しにくいが……
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上にある青いスイッチを入れると内蔵ライト(色温度約5000Kのインバーター)が点灯し、スリーブを明るく照らし出してくれる。ランプ寿命は1万時間、乾電池寿命は約2時間。
※写真ではより分かりやすいように部屋の電気を消した
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
5700ビュアーキット |
ハクバ写真産業 |
4,000円 |
ネットオークション |
■ URL
製品情報
http://www.hakubaphoto.co.jp/catalog/ls/viewer.html
(すずまり)
2006/01/23 11:11
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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