|
|
|
読書愛好家がポケットに忍ばせる「ThumbThing」
|
|
|
|
いったいこれは何なのか? というのが第一印象だ
|
インターネットの普及で情報が手軽に手に入るようになったことが原因かどうかは定かではないが、日本人は昨今、本を読まなくなったと言われている。しかし、筆者の感ずる身近な範囲では、まだまだ夕方の大型書店は満員で、多くのカテゴリーで次々と流行の書籍が登場してきている。
そこそこ書籍が売れている日本ではあるが、いっこうに米国の市場に追いつかないのが書籍周辺グッズの種類や販売コーナーだ。これは、昨今急激に増加している超大型書店でも同様で、「読書周辺グッズ」でも専用面積を割いている店舗は都内でも異常に少ない。米国の大型書店では、専用コーナーも多く見かけるが、レジ横のスペースがそうした「読書周辺グッズ」の即売コーナーになっていることが多い。
ホテルの客室や機内等の暗がりで書籍を読む場合に大活躍する、乾電池で動作する「読書灯」の種類も多い。意外と入手しにくいと想像されるこれら「読書灯の交換ランプ」なんていう保守部品も比較的多くの店頭で手に入る。既に交換パーツの標準化が進んでいる証拠かもしれない。読書家には必須のブックカバーやブックマークも同様だ。
海外のブックカバーやブックマークには洒落たモノが多い。ビジネスはうまくいったが、お土産が全く見あたらないという状況で、こうしたグッズに何度も救われた記憶がある。これらのお土産はインテリ度の高い日本の女性に概ね好評だ。
「ThumbThing」は、これら読書家向けグッズのチープな新手だ。「Something」とかけたネーミングで、それほど気の利いたシャレではないが、親父ギャグは万国共通であることがわかる。
多くの新しい小物が登場する際のキーワードは「マルチ・ファンクション」(多機能)だが、ThumbThingもその点は同様だ。普通のデザインのモノと比較して、使い勝手が優れているとは言い難いが、ブックマーク機能も備えているのだ。
ThumbThingの最大の洒落た機能は、手を離すと復元力が働いて閉じてしまう単行本などを、たった一本の指先で読みやすく開いておく機能だろう。「ThumbThing」は読書グッズに凝っている方にとって、めったにない“ThumbThing” for Readingだ。
|
|
ちょっと頼りないがブックマークにはなるらしい
|
これはかなりCOOLかもしれない。仰向けでも片手で本が読める
|
商品名 |
価格 |
購入場所 |
ThumbThing |
4ドル |
米サンフランシスコ 近代美術館ミュージアムショップ(SFMoMA) |
■ URL
「ThumbThing」製品情報(英文)
http://www.thumbthing.com/index_e.htm
(ゼロ・ハリ)
2005/12/15 11:09
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|
|