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本日の一品タイトルGIF
デジタル一眼レフ内蔵ストロボ用「ソフトスクリーン」

非常にコンパクトなLumiQuest社の「ソフトスクリーン」。値段も手ごろなせいか、一時かなり品薄だったらしい

「ソフトスクリーン」を取り付けた状態。大げさにならないので、撮られる側の威圧感はないだろう
 コンパクトデジカメを使っていたころから、内蔵ストロボは滅多に使わなかった。その場の雰囲気をできるだけ忠実に撮りたかったというのもあるのだが、ストロボに煌々と照らし出されてギラギラした感じになるのがイヤだったからだ。これはデジタル一眼レフに移行してからも同じ。しかし年中、三脚やバウンスできるクリップオン・ストロボを持ち歩くわけにいはいかないから、どうにも暗くて手ブレが防げないときは内蔵ストロボの出番だ。

 直接光をあてるのがいやな場合は“ディフューザー”を使用することになる。“ディフューザー”とは、光を拡散(ディフューズ)させるためのもので、光が柔らかくなり、ストロボによる強烈なテカリや影が軽減されて、より自然な色合いがでるという効果がある。スタジオ撮影では巨大なトレーシングペーパーがよく使われているが、オークション出品用の商品撮影で、ライトの前にトレーシングペーパーをおくと反射が抑えられてよいとアドバイスされた方もいるだろう。まさにそれである。

 このディフューザー、まさか内蔵ストロボに毎回トレーシングペーパーを巻くわけにはいかないし、なにかいいものはないの? と悩んでいたところに、知人から紹介してもらったのが、米LumiQuest社の「ソフトスクリーン」であった。

 「ソフトスクリーン」はキヤノンやニコンのデジタル一眼レフカメラの内蔵ストロボ用に開発された簡易ディフューザー。ポップアップしたストロボの正面に白い乳白拡散シートが来るように取り付けて使う。2つに折りたためば11.4×9.8cmとフロッピーディスクサイズなので、気軽に携帯していけるのだ。

 届いた「ソフトスクリーン」を、早速EOS Kiss Digital Nのアクセサリーシューにに取り付けて試してみた。撮影モードはプログラムAE、ストロボ発光(プログラムAE)、ストロボ発光(プログラムAE)+ソフトスクリーン、ストロボ発光(プログラムAE)+ソフトスクリーンで天井バウンス、絞り優先AE、ストロボ発光禁止モードの6種類。撮影にはいずれも三脚を使用した。天井バウンスは、「ソフトスクリーン」の乳白拡散シートが斜め上を向くようストロボの前に配置し、一旦撮影用の簡易BOXの天井にバウンスするようにしてみた。

 その結果、非常に微妙な差ではあるが、「ソフトスクリーン」を装着した場合のほうが、ダイレクトに当てたときより光がやわらかくなっている。が、絶対有効!! と叫べないあたりが歯がゆいかも。携帯しやすいサイズであり、簡単に装着でき、バウンス用としても使えるので、ストロボを使わないと明らかに手ブレする状況下では、ないよりは持っていたほうが助かる場面は多いと思われる。

 今回は造花が被写体だったが、化粧をした女性のポートレート等ではもう少し効果が見えるのではないかと期待しているのであった。一女性としては少しでもキレイに写るなら使用をお願いしたいところ。


プログラムAE AWB ストロボなし
ISO100 F2.0 0.6秒 焦点距離35mm 露出補正0
プログラムAE AWB ストロボあり
ISO100 F2.8 1/60秒 焦点距離35mm 露出補正0
ストロボを直接照射した場合
プログラムAE AWB ストロボあり(ソフトスクリーン使用)
ISO100 F2.8 1/60秒 焦点距離35mm 露出補正0
ソフトスクリーンを通した光。わずかにキツさが軽減されている

プログラムAE AWB ストロボあり((ソフトスクリーンによる撮影BOX内で天井バウンス)
ISO100 F2.8 1/60秒 焦点距離35mm 露出補正0
ソフトスクリーンでバウンスさせた場合。2回バウンスすることになるので、ちょっと暗い
絞り優先AE AWB ストロボなし
ISO100 F2.8 1.3秒 焦点距離35mm 露出補正0
ストロボ発光禁止モード AWB ストロボなし
ISO400 F2.8 1.3秒 焦点距離35mm 露出補正0

品名 発売元 購入価格 購入場所
ソフトスクリーン LumiQuest 1,984円 GIN-ICHI ONLINE SHOP



URL
  製品情報
  http://www.lumiquest.com/softscreen.htm


(すずまり)
2005/12/02 11:02

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