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手になじむ感触が癖になる、VILMAIN+KLINGERのレターオープナー
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シルバーのレターオープナーは真っ赤な紙パッケージに入っている
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日本でも有名になってきた米国のインテリアデザイナーであるジュディ・ヴィルメイン氏はデザイナーのデヴィット・クリンガー氏とタッグを組み、「VILMAIN+KLINGER」というブランドで多くのステーショナリーやアクセサリーを販売している。日本国内でも、四つ葉のクローバーをデザインしたコインは、幸運を招くグッズとしてWebショップでも人気のアイテムになっている。
「VILMAIN+KLINGER」ブランドの作品は、米国ではニューヨークのMoMAなどのミュージアムショップで手に入れることも可能だ。本日ご紹介する「Letter Opener」は、米ジョージア州アトランタ市のMODA(Museum Of Design Atlanta)で購入した。全長143!)のアルミ削り出しのレターオープナーは標準的なボールペンの長さと同じだ。
実際に使ってみると、普段から鋭いカッターナイフなどを使い慣れている指先から「鈍いぞ」というクレームが聞こえてきそうな「鈍」なイメージだ。どちらかと言えば、切れ味より安全性や持ち心地に軸足をおいてデザインした結果なのかもしれない。
「VILMAIN+KLINGER」のレターオープナーは超軽量で、外観的なデザインからは鋭角な印象を受けるが、考え事をするときなどに指先でもてあそんでも、柔らかい不思議な感覚が印象に残るヒューマンデザインだ。ごく普通のメモ用紙を二つに折って、折れ線に沿って切り込んでいくと、多少のバリを残しながら心地よい軽いノイズ混じりの音を出しながら紙は切れてゆく。
試しに、筆者の持っている刃厚がほぼ同じ金属定規を使って同じメモ用紙を切ってみたが、切り口のバリの形状や、切り進むときの音は明らかに違っていた。レターオープナーをデザインするときに、切り跡の紙の形状や発生音までも考えて作ったとは思えないが、そうだと言われても納得できそうな使用感を持ち、手になじむ不思議なデザインだ。
考え事をするときに、このレターオープナーを指先でクルクルするのが癖になってしまいそうな中毒性がある。また、印象的だったのが、このレターオープナーをうっかり机の上に落とした時のやけに澄んだ金属音だった。
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「静」な感じを受ける、レターオープナーの背面
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レターオープナーの表面。こちらは「動」な感じ。見かけより手触りが秀逸なデザインだ
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商品名 |
価格 |
購入場所 |
「VILMAIN+KLINGER」のレターオープナー |
約30ドル |
米アトランタ MODAショップ |
(ゼロ・ハリ)
2005/12/09 10:56
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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