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ライブで使う軽量なサイレント・ベース「AS-690B」
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背面には、プリアンプ(木目カバーのところ)と9Vのバッテリーボックスが見える
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筆者が、生まれて初めてエレクトリック系の弦楽器に触れたのは、もう何十年も昔の高校時代だ。大学時代にベースに転向し、以降、何本もベースギターを買い換えたり、買い増したりしたが、基本的にベースギターは超重いモノ、という印象があった。
先日、ひょんなことから、高校時代の後輩のバンドで20余年振りにライブにつきあう羽目になった。仕事の帰りに新宿のライブハウスに寄り道するので、重い楽器は持って行きたくないし、おまけに、自宅の愛機の弦は十数年交換していない。成り行きに任せた結果、ライブハウス近所の楽器屋さんで発作的にベースギターを買うことに決めた。
選択ポイントは、持ち歩きができること。つまり、小さいことと軽いことだ。筆者は運良く、国産のアリア社が米国シンソニード社の技術ライセンスを得て生産している「サイレントベース」(AS-690B)の展示在庫を格安で見つけることができた。本来は、ただの板きれのようなベースギター本体の周囲に、楽器らしい輪郭カーブを2本の太いパイプで構成できるのだが、特価品だった筆者のパイプは、その周囲を覆っているスポンジのような素材がひび割れているため、使っていない。ストラップがあれば、基本的に演奏には支障ないのでそのまま使っている。
過去、フェンダー社のジャズベースやプレジション、ミュージックマン社のスティングレイと一貫したタイトなフェンダーサウンドの楽器を使ってきた筆者にとって、シンソニード社の音作りには多少の慣れが必要だったが、暖かい音作りの中にしっかりとコアのある音質は、数万円の楽器とは思えない。プリアンプの動作も安定しており、なによりジャックにヘッドフォンを差し込むだけで、深夜でも練習できるのは重宝する。
フレームパーツを使わない筆者のサイレントベースは間違いなく総重量2kgを切っている。これなら楽器を担いで日本中のライブを回れそうだ。
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ただの板きれにブリッジ兼用のピックアップ、マシンヘッドが通常とは逆の位置にあり、一見して演奏バランスは悪そうだが、軽量であることがそれらをカバーする。筆者は、周囲のベースギター・シェイプのパーツを取り外している
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商品名 |
購入価格 |
アリア シンソニード「AS-690B」 ベースギター |
69,000円 |
■ URL
アリア シンソニード「AS-690B」ベースギター
http://www.ariaguitars.com/jp/02prod/0102eb/as690b.html
(ゼロ・ハリ)
2005/11/21 10:59
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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