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頭を活性化させる? 計算ドリル機能付き電卓
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脳を鍛える計算ドリル付き電卓
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簡単な計算問題を数多く解くと、前葉頭が刺激され、脳が活性化するという。現に、子供の基礎学力を鍛える上で、こうした計算問題の反復というのは効果が現われており、その勉強法は広く知られてきている。計算問題の反復は、子供だけではなく大人にも同様の効果が見込まれるそうだ。人間の脳は20歳前後を境に鈍っていく傾向があるそうで、計算問題を数多く解くことは脳を活性化させることに繋がり、個人差はあれど脳の衰退を軽減させることができるという。
さて、本日の一品は「電卓」だ。「パソコンに繋げばテンキー代わりとして使えたり、計算結果をクリップボードにコピーしたり」といった機能は一切持ってない。見た目だって何の変哲もないし、扱える桁数も10桁。いたってポピュラーな、家庭に1台はあるであろうタイプの電卓である。
この電卓に盛り込まれているちょっと嬉しい機能が「計算ドリル」。非常に簡単な最大2桁までの足し算、引き算と1桁の掛算がランダムに100問出題され、その答えを次々に打っていくというものだ。筆者が小学生の頃には確か2年生で九九を覚えているので、小学校1年生~2年生レベルの計算問題になるだろうか。
もちろん1問1問しっかり解けば、楽に100点満点を取れるだろう。しかし、侮ってはいけないのが、この電卓が「100問クリアまでの所要時間をカウントする機能」を持っていること。脳に刺激を与えるためにも、問題を見たと同時にパパッと答えを弾き出したいのだが、単純な計算問題とは言え、好タイムで全問正解というのはなかなか難しい。ちなみに筆者のベスト記録は「2分9秒、99問正解」だ。1問あたり1.29秒で解いてはいるものの、まだ完璧ではない。それに、実は100点満点を1回も叩き出せていないのだ。ちなみにランキング機能によって回答スピードと正解率のトップ5を見ることもできるので、「次はランク1位を目指す!」と案外燃えてくるのだ。
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見た目はごく普通の電卓だ
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何度か解いていると自分の傾向が分かってくるのも面白い。自分の場合、九九の「8の段」が思いのほか苦手だということがわかった。「8×7=?」と、こんな計算問題が液晶に表示されると「ッ……」と一瞬詰まった後、「7×8=56」と計算し直していることに気付いたのだ。もちろん8の段が計算できないわけではないのだが、こういう余計な詰まりがあると「2分以内に全問正解」という壁を打ち破るのはなかなか難しそうだ。また、正確な計算結果を入力するためには、正確でスピーティーなタイプも求められる。キー入力ミスをなくさない限りは更なるランクアップは見込めない。弱点を克服して「次こそは!」と、案外ハマっちゃっている。
筆者は会社のデスクに常備して、始業前にバババっと計算ドリルを解いてから仕事に取り掛かるようにしてみた。いきなり難解なプログラムに取り掛かる前に軽いジャブで脳に刺激を与えてみるようにしたのだ。頭がシャキっとして、朝ののんびりモードから仕事モードへシフトするキッカケにもなるし、「反復」が大切な計算ドリルなので、毎日1回必ず解くという習慣を身に付けることが大事だろう。
小学生のお子さんがいるパパ、ママにもお勧めだ。最初は子供に勝つだろうが、次第に子供の計算速度が上がって逆転される、なんて事もあるかもしれない。楽しくゲーム感覚で計算の基礎を身に付けることができるので、学習教材としてお子さんと一緒に楽しんでみるのもいいだろう。
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計算ドリルモードでは大型液晶に算数の問題が100問出題される。スピーティに全問正解するのは意外と大変だ
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ランキングモードでは所要時間と正解率を確認できるので「次はこの上を!」と真剣になれる
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
脳を鍛える計算ドリル電卓 |
シャープ |
1,780円 |
ヤマダ電機 |
■ URL
ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/050909-a.html
(古宮 創)
2005/10/20 11:06
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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