本日の一品いつでもどこでもピアノが弾けちゃう「手巻き式ピアノ」

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いつでもどこでもピアノが弾けちゃう
「手巻き式ピアノ」

いつでもどこでもピアノが弾ける「手巻き式ピアノ」。テーブルがすぐピアノに。これならピアノの置き場所にも困らないだろう

　「んもしも～ぅピアノが～敷けたなら～」と冗談半分で歌っていたら、ある店のカウンターに、本当にペラペラのピアノが敷いてあったので驚いた。実際は、敷いてあったのではなく、商品として展示してあったわけだが、触ったらしっかりピアノの音がしたのでさらに驚いた。ペラペラゆえに簡単に丸められ、単3電池4本で12時間～15時間稼動でき、ポーチに入れてどこへでも持ち運べるピアノ。その名も「手巻き式ピアノ」。

　腕にかけたら振袖になりそうなシリコン製キーボードは4オクターブ分49鍵盤。厚さはわずか4mmしかないため、さすがに本物のピアノ並みの感触はとても無理だ。むしろ力いっぱい叩いたら指先を痛めてしまうかもしれない。それでも絵に描いたようなキーボードから音が出るのは新鮮だ。

　本体右側についているボタン操作部には、電源スイッチのほかトーン/リズム切り替えボタン、リズム用のスタート/ストップボタン、ヴィラードボタン、録音ボタン、再生ボタン、ボリュームダイヤル、スピーカー、デジタル表示パネル、番号を切り替える＋/－ボタンがあり、右側面には外部スピーカー出力ジャック、ヘッドホンジャック、ACアダプタ（別売）の接続用ジャックがついており、意外と多機能。

　出せる音色は100種類。登録されているリズムも100種類。録音ボタンを使えば演奏を最大52音符分録音することもできる。しかも録音したメロディを再生しながら、同時に演奏することもできるのだ。ただし再生時はリズムとの併用はできず、また外部記録メディアを使えるわけではないので、一度電源を切ってしまったらクリアされてしまうのが残念。

　夜中なのでヘッドフォンをつけていざ演奏！　というところで気がついた。「ねこふんじゃった」くらいしか弾けないのである。しかもあまりに久しぶりだったため、「ねこふんじゃった」すら忘れる始末。しかし、しばらくあれこれ試しているうちに思い出してきた。リズムセクションから適当なリズムを選び、深夜、リズムにあわせて「ねこふんじゃった」を弾く筆者！　ロックな「ねこふんじゃった」から、バラードな「ねこふんじゃった」まで、リズムに合わせていると楽しくなってくるから不思議だ。

　筆者のようにほとんど弾けないという方でも、リズムや音あわせ用になるのではないだろうか。ハモりの練習にもってこいだ。もししっかり弾ける方なら、一芸披露の為にどこへでも携帯できる。何よりもクルクルクルっと開いた瞬間、驚きのまなざしが注がれることは間違いない。ピアノで驚かせ、演奏で感嘆させる。さらに歌いだしたりしたらもうどうしましょう!!　と、そんなパフォーマンスが、いつでもどこでもあなたのものに。実に夢のある一品といえよう。


本体、説明書のほかに、携帯用のポーチもついている	使わないときはこのようにクルクルと丸めてポーチの中へ


ボタンを使っていろんな音色を楽しめる	これさえあれば、気分だけはピアニスト!?

品名	購入価格	購入場所
手巻き式ピアノ（DS018）	5,229円	楽天市場

（すずまり）
2005/10/13 09:53

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