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「ブリス」のコーティングを試す
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ガラス繊維系コーティング剤「ブリス」
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施工後の愛車。ドアに向かいの塀が綺麗に映り込む程、艶が出てきた。この皮膜が愛車を護ってくれる
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筆者が愛車を置いている駐車場は、なかなか厳しい環境にある。地面はコンクリート舗装されているものの、駐車場の裏は国有林。生い茂る木の幹が駐車スペースの上に迫り出しているため、夏場は樹液が愛車の上にしたたり落ちる。鳥も多く、糞の被害も尋常ではない。樹液や酸性の鳥糞は強力で、車のボディに悪影響を及ぼす。何層にも施されている車体の塗装を浸食してしまうのだ。
屋根付き駐車場は近隣にはなく、塗装面への被害を抑えるために馴染みの整備工場の主人に勧められたコーティングは1台50,000円強。背に腹は代えられないとは言え、「よろしく!」と一声かけるには、なかなか勇気がいる金額だ。そこで試してみたのがセルフで施工できるコーティング。巷にはこうした製品がいくつもあるが、テレビの通販番組やネットで知られている「ブリス」というガラス繊維系コーティング剤を使ってみることにした。施工時には、ブリスが苦手とする撥水性能を補助する撥水剤や、コーティングの下地処理に必要な洗剤、クロスのセットを用いてみた。
まず、付着した鉄粉やシャンプーで落とせなかった汚れを粘土型クリーナーで丁寧に落とす下地処理を行なった。そしてブリスを施工していくと、しっかりと艶が出て塗装の上に薄い皮膜が形成されていくのがわかる。小型のミニバンに対して2時間の洗車と下地処理、1時間のコーティング作業を行ない、余剰成分を拭き上げた時には、施工前に比べて艶が増し、ボディがツルツルした感触になってきた。
この塗装の上に形成されたガラス皮膜は強固なもので、単に艶を出すだけではなく、樹液や鳥糞の被害を塗装面に浸食することを防いでくれる。また、コーティングの持続は3~5カ月とのことだが、そこまで待たずに、重ね塗りすることでより強い皮膜が形成されていくそうなので、定期的なメンテナンスをして、より悪影響にも耐えうる皮膜を作っていきたいところ。
施工後のボディを見てどう思うかは個人の感覚に依存するところも多いが、個人的には満足な結果となった。もっと艶を出したい、あるいは同様の被害を最小限にしたいなどなど、さまざまな観点から「コーティングに興味があるけど業者に頼むと高いし……」と思っている方は一度試してみても良いかもしれない。
品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
ブリス |
ブリスジャパンカンパニー |
12,000円 |
カーピカ・ねっと |
■ URL
ブリスジャパンカンパニー
http://www.bliss.ne.jp/
(古宮 創)
2005/10/04 10:42
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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