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脳力トレーナーで頭を鍛えよう
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サイズはポケットに充分忍ばせられる大きさ
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「脳力」というものが、密かなブームらしい。東北大学未来科学技術共同研究センター教授の川島隆太教授が手がけているという本や携帯用電子玩具、携帯ゲーム機向けタイトルなど、バラエティ豊かに販売されている。
今回購入したのは、川嶋教授が監修したという「携帯脳力トレーナー」。“脳力”を伸ばすとする多くの製品には、計算練習のコンテンツがあり、モノによっては朗読など声を出して楽しむコンテンツもある。携えて持ち歩くシチュエーションと考えると、声を出さなければいけないのはちょっと恥ずかしい。そんなわけで、計算に特化した本製品を選んだというわけだ。
「携帯脳力トレーナー」には、Training、Challenge、Memoryと3つのモードがある。Trainingは、簡単な四則演算と、その穴埋め問題(要は方程式)が100問出題され、それをひたすら解き、結果として正答率とかかった時間が表示されるというもの。Memoryは10桁の数字が表示された後、できるだけ素早くこれを暗記し、再入力するというもの。これもまた結果として、正答率とかかった時間が表示される。
やってみると当たり前のことだが、100問連続計算問題のTrainingと10桁暗記のMemoryは練習すると慣れてくる。頭が問題に慣れるのはもちろん、インターフェイスにも慣れるのだ。これが「脳力があがる」というか、頭の体操をした気分になる。毎回ゲーム感覚で己のレコードを目指し、記録塗り替えを達成したときは、小さいながらも確かな嬉しさがある。
一方、Challengeモードは他の2つに比べて、結構頭を駆使することになった。スタートすると、最初に数字が3つ表示され、まずは1番目と3番目の数字を足したものを回答する。回答が当たっていれば、4番目となる数字が表示され、この数字と2番目の数字を足した数字を回答する。
この回答も正しければ、5番目の数字と3番目の数字を回答する。以下最新の表示された数字と、1つ前に表示された数字を足したものを回答していき、間違えた時点でゲームオーバー、最初からやり直しとなる。具体例を挙げてみると、表示された数字が順に、「1」「8」「5」「2」「7」という場合、回答は、「6」「10」「12」となる。
やり方は理解はしていても、最初はなかなかできない。筆者の場合、まずは口で数字を連呼すると解けるようになった。記憶しつつ足し算するので、慣れるまでは頭がこんがらがる反面、慣れると、「脳が不器用から器用になる」感じがした。こちらのほうが、前者の2つのモードよりも難しいだけに達成感があり、自己レコードを更新したときの喜びも大きい。
ちなみに計算テストはできるが、四則演算の符号キーがないので電卓としては使えないし、時計機能もない。あくまで脳力を伸ばすツールとして割り切る必要がある。常に頭を動かしていたい人にはお勧めの一品だ。
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100問連続四則演算のTrainingモード
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10桁数字記憶早解きのMemoryモード
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
携帯脳力トレーナー |
セガトイズ |
1,899円 |
トイザらス |
■ URL
製品情報
http://www.segatoys.co.jp/brain_trainer/
(山谷 剛史)
2005/10/03 10:47
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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