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京都 知恩院前限定 「一澤帆布製バッグ」
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愛用のThinkPad X20のためにあつらえたかのようにピッタリ!
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学生の頃は毎月のように行った京都に何年ぶりかに行った。筆者が学生の頃には、毎週土曜日や日曜日の午後に見るのが当たり前の吉本新喜劇のテレビ番組がいつの間にか全国メジャーになって、東京に進出し、既に相当の年月が経った。業界を問わず、売れても売れなくても、モノを売る全ての会社はなぜか首都東京に進出したがる昨今だが、かたくなに京都から全く出ないこだわりの会社がある。今回の京都訪問は、その「一澤帆布」でモバイルパソコンの携帯鞄に適した帆布製のバッグを探すためなのだ。
一澤帆布は名前の通り、帆布である船の帆に使う素材を使って、昔なら大工さんのかんなやのみ、金槌などを収納するケースを作ったり、テントを作ったりするのが本職なのだ。そのプロフェッショナル御用達の同社がなぜか修学旅行や観光で京都を訪れるギャルや地元の女子高生に人気が出だしたのはもう何十年も前のことだと思う。しかし、昨今のように朝9時の開店後一瞬にして店内が満員になり、アッという間にレジに行列ができ、瞬く間に商品が売り切れてしまうという現実は実際に現地に行くまでは知らなかった。
京都の東山三条駅の近く、知恩院前バス停の側にある同社は、確かに昔も今もそこそこリーズナブルな価格で、少しずつ新しさを取り込みそれなりに成長した商品を提供し続けている。今回、筆者は約15年ぶりに一澤帆布の商品を購入した。現在、筆者が愛用しているタフボディのThinkPad X20にサイズぴったりのショルダーバッグだ。色は筆者の購入したカーキ色以外にエンジ色やブルーもあるが、基本はカーキ色だろう。側面に書かれたあまりにも前時代的な「一澤帆布製」というブランドロゴがやけに似合って格好良い。もちろん防水処理がされ、軽量でモバイルPC鞄としての基本機能は完璧だ。ただしごく普通のX20よりヤワなモバイルPCを持っているならインナーケースを工夫した方が身のためだろう。
同じような帆布を採用した鞄やトートバックには東急ハンズ等でも入手できる「犬印鞄」などもあるが、東急ハンズでもゲットできるという点が、コレクター心を刺激しない。一澤帆布のショルダーバッグやトートバッグをゲットするには、なにがなんでも京都の知恩院前にウイークデーの午前9時前にいることが最低必要要件なのだ。幸いにも近くには、観光名所の八坂神社や少し足を延ばせば清水寺がある。これからがベストシーズンだ! 東京を始発に近いのぞみで発つと、運が良ければその日のうちに希望のバッグを買って晩飯は再び東京だ。ブルジョワなら一晩の京都見物も良いだろう。翌日も健康の為の早起きと、鞄ゲットの行列に参加できる。
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「一澤帆布」はうっかりすると通り過ぎてしまう小さなお店だ。筆者が着いた午前9時過ぎの開店直後、既に店内は満員御礼状態
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フラップ形式のごく一般的なショルダーバッグだが手触りは新鮮
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品名 |
製造元 |
価格 |
帆布製ショルダーバッグ |
一澤帆布 |
8500円 |
(ゼロ・ハリ)
2000/09/26 00:00
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