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「プロミニIII」でこんな手ブレ防止策はいかが?
テーブル用三脚の「プロミニIII」。コンパクトデジカメから軽めの一眼レフまで対応。三脚のほかに携帯用のポーチが付属している
コンパクトデジタルカメラには必須機能となりつつある手ブレ補正機能だが、コンパクトデジカメよりもサイズが大きく重たいデジタル一眼レフでも、望遠やシャッタースピードが遅くなる環境下では、よほど慎重に構えていないと手ブレの危険度が高くなる。一眼レフだからといって、何でも確実に撮影できるわけではないのだ。
手ブレの回避手段として、息を止める、何かに寄りかかる、ストロボを使う、シャッタースピードは「1/焦点距離」以上を維持する、一脚や三脚を使用する、手ブレ補正機能付レンズを装着する、手ブレ補正機能内蔵のデジタル一眼レフを使う、などの方法がある。
息を止めるのは簡単だが、誰もがそれで微動だにしないかと言えば、そうではない。シャッターを押した瞬間、カメラがぶれる危険は高い。寄りかかりたくても使えそうな壁や台がないこともある。ストロボは、使い方によっては不自然になる場合もあれば、使用禁止なんて場所もある。シャッタースピードを意識する場合、撮りたいシーンに合わない可能性も。何よりも簡単にパパッと撮影したいときに「そんなこといちいちわかんない!」という人も多いだろう。
最もスタンダードな手段は一脚や三脚の使用だろうが、これはカメラと一緒に持ち歩かねば意味がない。「荷物が増えてイヤ、設置も面倒!」という人も多いはずだ。手ブレ補正レンズは高い。カメラ本体よりも高いなんてことはザラ。手ブレ補正機能内蔵のデジタル一眼レフの場合、買い替えになるため懐が厳しい。
というわけで、三脚ほど荷物にならず、持ち歩きも楽で、カメラを買い換える必要もない一品、それが「プロミニIII」なのである。
「プロミニIII」は小型のテーブル三脚。つまりテーブルの上にちょこんと置いて使うことを目的に作られた三脚だ。脚の伸縮は2段で、重量は320gと軽めの仕上がり。取り外しできる自由雲台(カメラの向きや角度を自由に動かせる取り付け台)がついており、雲台のない一脚でも使用できるようになっている。
このテーブル三脚を使うのが今回の新たな手ブレ回避作戦。テーブルに置くかわりに、自分の胸に当てるのである。するとカメラを構える腕が固定されて安定感が生まれるため、腕のブレやシャッターを押す際のブレが軽減されるのだ。自分に合った構えにするには、三脚の脚とエレベーター部分(三脚の中心にある伸縮できるポール部分)の長さ、雲台の角度を調整すれば良い。
とはいえ、体の揺れなど微細な振動を抑えられるわけではないので、これが完璧な手ブレ防止策というわけではない。被写体によっては“脚が頑丈な”三脚に固定したほうが安全なのだ。しかしカバンに入れて持ち歩きやすく、またカメラに取り付けたまま持ち歩けるという点で機動性が増すため、公園や観光地を自由に歩き回りながら、ちょっと望遠で撮影したいというときには便利だ。カメラマン本人の見栄えが多少気になるかもしれないが、手ブレ写真を量産するよりはマシだろう。
すでに銀塩カメラ歴の長い方ならこんな心配は無用だろうが、筆者同様に一眼レフに挑戦し、目下悪戦苦闘中という貴方にぜひオススメしたい一品だ。
脚は2段、エレベーターも多少伸びる。ストッパーつまみを緩めるとカメラ台が回転するので縦位置撮影もできる
雲台は取り外せるので使いまわしがきく
このようなスタイルで、脚を肩から胸に当ててファインダーを覗くとかなり安定感が出る。実は、プロミニIIIはあらかじめこのような使い方を想定しているのだ
壁に寄りかかるとき、写真のようにカメラをプロミニIIIで支えるといった使い方もできる
品名
発売元
購入価格
購入場所
SLIK プロミニIII
製造元:スリック
販売元:ケンコー
4,557円
ヨドバシカメラ新宿西口店
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URL
製品情報
http://www.slik.com/light/4906752100851.html
(すずまり)
2005/09/16 11:04
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ケータイWatch編集部
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