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ボイスレコーダー「iTalk」をiPodの外付スピーカーとして使う
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第4世代iPodに装着したところ。装着すると強制的にボイスレコーダーモードに切り替わるので、一般的な再生モードに切り替える必要がある
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そもそもの発端は、友人が見せてくれた携帯音楽プレーヤーだった。そのプレーヤーは、手のひらサイズの小型ながらスピーカーを内蔵していて、イヤホンを取り外した状態でも内蔵のスピーカーで音楽を楽しめるというものだった。
携帯音楽プレーヤーのイヤホンを外して音楽を聴くというシチュエーションは、現実にはあまり多くないかもしれない。しかし、筆者が所持するiPodが内蔵スピーカーを備えていないこともあって、その機能はやたら新鮮に見えた。
しばらくするうち、iPodでも同じ機能が欲しい、と思うようになってきた。つくづく自分のないものねだりがイヤになったが、冷静に考えてみると、iPodに直付けのスピーカーがあると何かと便利っぽい。イヤホンをしづらいシチュエーション、例えば室内をウロウロしている時でも、iPodを机の上に置きっぱなしにしたまま音楽が楽しめるからだ。自分の部屋ならiPodを使わずにパソコンでiTunesを使えばよい話だが、出張先のホテルの部屋など、外出先だとそうもいかない。
そんなきっかけで、iPodに直付けできる小型スピーカーを探しにかかったのだが、これが意外とピッタリの製品がないのである。なにせ、現在iPod用として市販されているスピーカーはほとんどが室内据置用であり、持ち運びできるシロモノではないのだ。携帯型であっても、iPodと一体化できるような形状ではなかったり、駆動に単３電池が必要であるなど、筆者が考えている理想像には程遠かった。
そんな時にたまたま目に留まったのが、Griffin TechnologyのiPod用ボイスレコーダー「iTalk」だった。この製品はiPodのミニピン端子に差し込んで使う小型マイクなのだが、録音内容を確認するためのスピーカーを内蔵しているため、バスパワーの外部スピーカーとしても使用できる。実際に試したところ、「イヤホンなしでiPodを手軽に聴ける直付けスピーカー」という必要条件を十分に満たしている。iPodと同じ幅なのでかさばらず、持ち運んでも邪魔にならない。というわけで速攻で購入し、愛用している。
とはいえ、もともとがボイスレコーダーなだけに、若干難がないわけではない。1つは、iPodに装着する際、強制的にボイスレコーダーモードに切り替わってしまうこと。また、スピーカーはモノラルであり、お世辞にも音質が良いとは言えない点だ。もっとも、全幅わずか6センチというミニサイズなので、仮にステレオスピーカーが内蔵されていたとしても満足できるかどうかは微妙なところだ。このあたりはある程度の割り切りが必要である。
結局そんなこんなでボイスレコーダーモードで使ったことは一度もなく、日々スピーカーとして利用している。iTalkにとっては非常に不本意な使われ方に違いないのだが、長時間のイヤホンの装用で耳が痛くなってきた場合など、なにかと重宝する場合が多い。万人にオススメできる使い方ではないものの、自宅でもiPodを愛用していて歩き回る際に不便を感じている方や、宿泊先のホテルでiPodを聴く機会が多い方は、本製品を試してみると面白いかもしれない。
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iTalk本体。第4世代iPodと同じ幅のコンパクトさで、バスパワーで駆動する
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ヘッドホン端子＆リモコン端子に接続して使用する。上部にはヘッドホン端子も備える
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| 品名 |
発売元 |
購入価格 |
| Griffin Technology「iTalk」 |
フォーカルポイントコンピュータ |
7,350円 |
■ ＵＲＬ
製品情報
http://www.focal.co.jp/product/detail.html?id_product=6
（kizuki）
2005/09/08 10:44
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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