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パソコンの電気代はおいくら? 「ワットチェッカー」
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サンワサプライの「ワットチェッカー(TAP-TST5)」
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操作はこれらのボタンを押すだけ。むずかしい機能はついていない
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パソコンとは不思議なもので、家庭のコンセントに差し込む機器のくせに、消費電力がはっきりとかかれていない機器である。その上、電源の容量は300Wや400Wなどと、電気代を考えると恐ろしいほど大きく、この大電力が消費されているのでは? と不安になることもある。
では、実際にどれくらいの電気を消費するのだろうか。実は一定ではないため、消費電力が明記できないような状況なのだ。
消費電力はパソコンにさせる仕事によって大きく変わる。たとえば、動きのないWebサイトをゆっくり見ているような場合や、ワープロソフトでゆっくりと文章を作成するような場合には、電力消費が少なめの状態となる。一方、ビデオエンコードをはじめ、CPUに複雑な計算を連続してさせるような場面では電力が一気に上がり、発熱もぐっと大きくなる。
このわかりづらい消費電力を目で見ることができるのが「ワットチェッカー」だ。消費電力をはじめ、電流、電圧、周波数、力率、積算電力量も測定でき、電力も実効電力(W)と皮相電力(VA)の両方が測定できる。今、パソコン向け電源で話題のPFC対応電源の効果を目にすることもできる。
使い方は簡単。「ワットチェッカー」をコンセントに装着し、そこに測定したい機器をつなぐだけ。使っているだけで消費電力が数値で表示される。パソコンの場合、させる仕事によって大きく変化することがよくわかるのだ。
ちなみに、Celeron 2.4GHzを搭載したパソコンの電力をはかってみたが、起動時に100Wを超え、通常時が70W程度というところ。同じCeleronを使ったマシンでも、最新のコアであれば、もうひとまわり消費電力が大きくなるといった具合だ。
さらに、積算消費電力の測定もでき、この値を電力会社の料金表と照らし合わせると、使った電気代までわかるし、「本日のパソコン使用料はいくら」と請求してしまうこともできる。
もちろん、パソコンだけでなく他の電化製品の測定が可能。一家に1台はあると便利な測定器だ。
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電灯線の電圧はAC100Vといっても、変動を見込んでいる。古い配線の家屋では変動が大きく100V以下にある場合もある
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消費電力はパソコンの待機電力を測ったところ。4Wは少なくみえるが、機器が多くなるとばかにならない
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周波数も測定できる。ここは東日本なので50Hzだが、微妙に誤差がある
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力率も測定できる。安物の電源なので67%と効率はあまり高くない。電源線への影響を考えると高い力率のものを使いたい
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
ワットチェッカー (TAP-TST5) |
サンワサプライ |
8,190円 |
ヨドバシカメラ |
■ URL
製品情報
http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=TAP-TST5
(江須田)
2005/08/31 09:55
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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