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やっぱりうねっている、あのBOBLBE-Eのトートバッグ
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片面にハードシェルを取り付けたBOBLBE-Eらしいトートバッグ
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両面にハードシェルを取り付けることも可能だが、外部ポケットが3個減り、デザイン面からも実用的ではないだろう
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筆者が非常勤で勤務する芸術系大学の学科長である某氏は、近く定年を迎えるが、大学に来る時は、スポーティなチャリンコに乗って、背中にはBOBLBE-E(ボブルビー)の「MEGALOPOLIS(メガロポリス)」モデルを背負っている。年齢に関係なく決まっているその姿はさすがと思う。残念ながら肩こり症の筆者は、若い頃からバックパックは苦手だ。今から10年以上も前のモバイルコンピューティングの創世記には、当時、地球上に存在するほとんど全てのバックパックは購入したり試したりしたが、結局、自分の体質や使い方にはマッチしなかった。
そんなBOBLBE-E社が、筆者が最近もっぱらオン・オフ共に活用しているトートバッグを発売した。「embrace」(抱擁)と命名されたトートバッグは、BOBLBE-Eらしさあふれるデザインだ。トートバッグ本体は強靱なコットンキャンパス製で、街を歩けばひんぱんに見掛けるような、ごく普通の横長トートだ。アクセントとしてトートバッグの片面外側に取り付けられる「ABS樹脂製のハードシェル」がBOBLBE-Eのオリジナル・デザインを主張している。
BOBLBE-Eを代表する製品であるMEGALOPOLISと同様に、ABS素材を採用した甲冑のようなハードシェルは、独特のカーブを持っている。オプションでハードシェルをもう1枚購入すれば、両面をABS樹脂製のハードシェルで強化できる。しかし、これはあまりセンスがあるとは言えないだろう。ハードシェルは、上下6カ所のスナップボタンで本体のトートバッグに簡単に取り付け、取り外しが可能だ。TPOに合わせて、シンプルなキャンバス地のバッグとハードシェル付きの2ウェイの使い分けが可能なのだ。
筆者の購入した「グレイコットン+ブラックシェル」なら、ABS樹脂側を内側にして持てばONビジネスでもギリギリ可能な職種や会社も結構あるだろう。それでも違和感があれば、ハードシェルを外してしまえばまったく問題ないだろう。
内部は、特に大きなパーティションとして区切られてはいないが、モバイルPCなどのように、外圧や衝撃から護りたい大モノをABS樹脂製のハードシェルの側に収納するために大型のPC専用ポケットが用意されている。またそれ以外に、内部にはジッパーで保護された小物のストレージや大型ポケットが2個、ハードシェルで保護されていない片側の外側にはポケットが3個確保されている。また、上部の開口部は3つのスナップボタンで完全に内部を隠蔽できるカバーが付属しており、急な雨やクライアント先の応接間などで、相手から内部が見えることを防いでくれる。
「ボブルビー・エンブレス」は、メガロポリスのテイストをうまく残し、ボブルビーらしさを表現したなかなかの逸品だ。願わくば、もう少し軽量であればユーザビリティもバッチリだ。ハードシェル装備による特徴あるブランドデザインの確保と、同時に実現できるプロテクション性能は計算済みだろう。デザイン、強度、重量も含めた持ち運びやすさ――この3つを同時に実現することは限りなく不可能に近いという悩みは、ノートPCに限らず、携帯する商品にはつきものと言っていいようだ。
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内部容積は十分だ。本体もそこそこ重いので、いっぱい物を詰め込むと移動時の気力が少々減るかもしれない
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急な雨などでも、一時しのぎには十分なる開口部カバー。標準で付属する
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商品名 |
価格 |
購入場所 |
BOBLBE-E「embrace」 |
19,530円 |
BOBLBE-E直販サイト |
■ URL
BOBLBE-E「embrace」製品情報(直販あり)
http://www.boblbee.co.jp/products/embrace/
(ゼロ・ハリ)
2005/08/10 11:01
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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