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±0（プラスマイナス・ゼロ）のオチャラケトートバッグ
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側面は普通のトートバッグ
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寝かすと、「え、なにアレ？ 運動靴？」という感じ
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ペンネームにある通り、筆者は昔、ゼロ社のアタッシュケースのコレクターだった。初めてゼロ社のアタッシュケースを使った時からすでに30年以上が経過した。一時期20～30個もあったアタッシュケースのコレクションも、現在では自室に2～3個あるのみだ。それも活用しているとはいいがたく、2年前の国内出張で使って以来出番がない状態だ。理由は、やはり、何も入っていない時でも、指の第二関節にズッシリとくる重量（3kg前後）だ。ゼロはやはり体力のある20～30代の頃に持つべき鞄だろう。
最近筆者が愛用している鞄は、ブランドやメーカーにかかわらず、鞄自体の重量はさほど重くないトートバッグが多い。市場に流通しているブランド物では、ダニエル＆ボブや、オロビアンコ、テストーニなどが相変わらず人気のようだ。老舗のヴィトンも最近トートバッグを新装したし、BREE社なども継続的に新製品を市場投入している。
これら多くの海外ブランド系では、特に「ビジネスにも使えるトートバッグ」を合い言葉に、開発に力を入れている。こうした海外勢を迎え撃つ国産系ブランドの新規参入も相次いで、セレクトショップと呼ばれる渋谷、青山、表参道近辺のショップで、トートバッグの売り上げは着実に上向いているようだ。
本日ご紹介する、表参道に直販店のある±0（プラスマイナス・ゼロ）の「Sole Bag」は、従来のトートバッグの枠を大きく越えた「ジョーク・トートバッグ」なのだ。一般的に、トートバッグで一番気になるのが、床に置かなければならない場合の対処法だ。以前このコラムでご紹介した御徒町「万双」のトートバッグは、底面の五箇所にそこそこ足の長い金属鋲があり、素材が柔らかくて自立はできなくても、壁にもたせかけることができる場所なら、直接床置きも可能だった。
「Sole Bag」は名前の通り、運動靴のゴム底をそのまま用いて、布も同じ素材を使って単にトートバッグを作ってしまったという、「おバカ・ジョークグッズ」だ。表参道の店頭で購入するときに、「もう少し大きなサイズはありませんか？」との問いに、店員さんの答えは「本物の運動靴がベースですから、どうしても幅（靴の場合は長さ）は25cm前後になってしまうんです」というしごく当たり前の正解だった。人によって、運動靴が縦に延びただけのシンプルなデザインが「格好いい！」と「格好悪い！」の印象幅を行ったり来たりする楽しい商品だ。
ゼロ社のアタッシュケースが蔓延し、ビジネスに使えるトートバッグが出始めた今、へそ曲がりの筆者としては、ビジネスには決して使えない「ゆるい系」「だるい系」で、最も気に入っているトートバッグだ。このトートバッグに一杯モノを詰め込んで、山手線に乗り、膝の上にバッグを置いて席に着いた瞬間から、向かい側の席にいる人の視線の動きが超楽しい。指を指す子供を制止する母親、なぜ？ という視線を投げかけるお年寄り。ラッシュで周囲の迷惑顔を見せつけられることも多いゼロ・アタッシュとは大違いの楽しい製品だ。
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内部もごく普通の運動靴が長いだけ……
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収納量は結構多く、オフィス内の移動や図書館通いには最適なサイズだ
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| 商品名 |
価格 |
購入場所 |
| Sole Bag |
5,800円 |
±0（プラスマイナス・ゼロ）表参道店 |
■ ＵＲＬ
±0ホームページ
http://www.plusminuszero.jp/
（ゼロ・ハリ）
2005/08/08 10:57
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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