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「防湿ケース」でカメラもデータもばっちり保護
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ハクバ写真産業の簡易防湿ケース「ドライボックス」。見た目は大きめな食品保存容器
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数年前からクラシックカメラの収集が趣味の1つに加わった。銀塩カメラゆえに現像をはじめ、デジタルカメラに比べれば何倍もの手間がかかるが、自分と同年代、あるいは自分よりも年上のカメラで撮影し、うまく撮れたときはちょっと感動ものである。
デジタルカメラも銀塩カメラも同じだが、カメラ・レンズの大敵は湿気だ。湿気は部品を錆びさせ、レンズにカビを発生させる原因になる。さらにクラシックカメラには、数十年湿気に晒されてきた蓄積もある。消して安いとは言えない金額を投資しているカメラを高温多湿な日本の梅雨から夏の期間、無造作に放り出しておくのは精神衛生上よろしくない。
そこで、防湿庫を用意することにした。本コーナーでも既に紹介された、プロやハイアマチュアが使うような電力で温湿度を一定に保つような防湿庫が最適なのだが、設置スペースを取るし金額も高い。もっとお手軽な防湿庫はないものかと探しているうちに見つかったのが、ハクバ写真産業の簡易防湿ケース「ドライボックス」だ。
食品保存容器の親玉のような形をしているが、機能もそれに近い。両端のパッキンで密閉することにより湿気をシャットアウトするのだ。食品保存容器と大きく異なる点はフタの裏に防湿剤を入れられるポケットが付いていることである。これによりケース内の湿度を下げられるというわけだ。防湿剤は、カメラ用品売り場で購入可能で、数個入りで400~500円と廉価なので補給も容易だ。今回は一番小さい5.5Lサイズを買ったが、その他に9.5Lと15Lがラインナップされている。
カメラはもちろん、記録メディアの保存にも向いている。記録型DVDやCD-R、フロッピーディスクなどはカメラと同様湿気が苦手。電気型の防湿庫より手軽に導入できることもあって、大切なデータを末永く保存したい方にもお勧めしたい一品である。
最後に、防湿庫を買った人が必ず試すと言われる実験を紹介したい。濡れおかきを開封し、防湿ケースに入れておくこと数日……見事しなしなだった濡れおかきがパリパリのおかきになっていた。なお、この実験をするともれなく大切なカメラやメディアがせんべい臭くなるのでご注意を。
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カメラはもちろんフィルムの保存にも良い
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フタの裏には防湿剤を入れるポケットがある
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
ドライボックス(5.5Lタイプ) |
ハクバ写真産業 |
1,029円 |
ビックカメラ |
■ URL
製品情報
http://www.hakubaphoto.co.jp/catalog/accessory/humid.html
(ナカムラ)
2005/07/28 11:00
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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