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経年変化の楽しめるヌメ革のトート。BREE社の「Saga7」
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購入したばかりのヌメ革のBREE社「Saga7」はまだ真っ白だ
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誇らしげにあしらわれたBREEのロゴマーク
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1970年に独ハンブルグで創業したBREE社は、独特のヌメ革を使用した革製品で有名だ。ヌメ革は、非常に良質の牛皮を化学薬品などを使用せず、天然の植物原料から取れるタンニン酸を使い、3カ月もの時間をかけて丹念になめし加工したナチュラルな革を指すようだ。革本来の色や風合いを活かすため着色は行なわれず、2年、3年と愛用していくにつれ、太陽やその他の光によって濃く変色してゆくのが、特徴でもあり楽しみでもある。
一般的に、革製品は水濡れや、日に当てることがタブーのように言われている。しかし、加工過程において大量の水で洗い、タンニン酸で根気よく鞣したヌメ革製品では、購入後まずたっぷり日光浴をさせ、濡れた布で全体を拭くことからスタートすべしという変種なのだ。この作業をすることで、最終製造段階で塗り込められた革自体が持つオイルと太陽光の作用で薄く色づき、革の表面に保護膜ができるために汚れが付きにくくなると言われている。
その製造処理からも想像できるように、ヌメ革は洗える革――すなわち水には大変強い革なので、出先で遭遇した急な雨にもあわてることなく、安心して持ち歩くことが可能だ。帰宅後、全体をぬるま湯で軽く拭くだけで、乾燥すると水滴のシミは嘘のように綺麗になくなってしまう。
筆者は、今まで2~3点のBREE社製品を国内外で購入したが、今回購入した「Sage7トートバッグ」(BREE社ではショッピングバッグと呼んでいる)は、筆者がトートバッグを選ぶ条件――地面に直接革素材が触れないための底鋲が5個あること――をクリアした商品だ。おまけに、適度に堅いヌメ革の本体は、もたせかける場所が見つからなくても自立できるハードさを同時に持ち合わせている。
内部には柔らかい革を使用したジッパーポケットが1個、自宅やオフィスの鍵などを繋いでおけるストラップ、カードサイズのモノを収納できる薄い専用ホルダー、携帯電話ホルダーが標準で機能的に配置されている。トートバッグの出口を絞るように取り付けられているサイドベルトは適度な長さにしておくことで、トートバッグ全体のマチ幅をコントロールし、モノを出し入れする際の開口部の余裕を調節可能にしている。
ワンサイズ上の「Saga9」クラスなら1泊程度の旅行も十分可能だ。10年近くに渡って経年変化するヌメ革ゆえ、長く持つ楽しみがある本日の逸品だ。
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筆者の場合、底面の5つの鋲がトートバック選択時の必須条件
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サイドベルトで多少絞った開口部。モバイルPC等の出し入れも十分可能
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商品名 |
価格 |
購入場所 |
BREE社ショッピングバッグ「Saga7」 |
39,700円 |
御徒町ガード下 |
■ URL
BREE社製品情報
http://www.nixx.co.jp/bree/
(ゼロ・ハリ)
2005/08/03 11:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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