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ダイレクトPC接続が便利なボイスレコーダー「VoiceTrek V20」
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スクエアボディにモノトーンとハードボイルドな外観デザインはビジネスに強そうだ
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各操作ボタン上には、日本人が確実に理解できる漢字での記載がされている。見せかけのデザインに走らずプロダクトの本質を考えた賢明な選択だ
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ボイスレコーダーの使命をマイクロカセットテープを採用していたアナログのテープレコーダーが担っていた時期から十数年以上が経過し、今やボイスレコーダーのベーステクノロジーはICチップメモリーが100％に近い状況だ。一方では携帯音楽プレーヤーが全盛の時代でもあるが、どうもモバイルミュージック機器と、ボイスレコーダー機器とのテクノロジー的な歩み寄りは、なぜか携帯電話とPDAより多少相性が悪そうだ。
筆者はどうも、突然思いついたグッドアイディアや携帯電話で聞いた他人の電話番号などを、常時携帯しているはずの携帯電話の録音機能を活用して記録することが苦手なのだ。多くの機能の中にあるがゆえ、1個の貴重な機能が埋没する製品に対して非適応な体質があるらしい。そんなことより、未だに手元のICレコーダーが確実に動作しているかどうか常に疑いの目で見ている有様だ。その点、10年以上昔のマイクロカセットを利用した携帯型のテープレコーダーは抜群だった。クルクルと回転するテープの走向が見えるだけでどことなく安心感があったものだ。
それらメカニカルなアナログ・ボイスレコーダーから、目的の録音箇所にダイレクトにアクセスできるデジタルICレコーダーに代わってから何年かが経過した。登場初期の製品は1時間足らずの録音性能だったが、ICメモリの技術革新によって、最新の製品では最長録音時間は600時間を超える。今回ご紹介するVoiceTrek V20は長時間モードで約45時間40分だが、長時間にわたる会議でも、ロングインタビューでも十分な時間と言えるだろう。
単なるカウンターではなく、経過時間が表示されるICレコーダーなら、会議の開始から相対時刻のタイムレコードをメモさえしていれば、議事の録音を再生して議事録を作る場合にも、目的の発言の箇所には容易にアクセス可能だ。また、今回のVoiceTrek V20のように、本体にUSBポートが備わっていれば、直接パソコンのUSBポートに挿入して、議事録ファイルをメールに貼り付けて送付することも簡単だ。毎週行なわれる定例会議などの議事録は、月のフォルダごとに保管・整理して、必要の都度、参照することも容易になる。
ビジネス面だけではなく、VoiceTrek V20はWMAファイルの再生も可能なので、パソコンからミュージックファイルを転送してモバイルミュージックのプレイバック・クライアントとして活用することも可能だ。当然、USBメモリとしての活用も可能なので、WordファイルやPowerPointで作ったプレゼンテーションファイルなどの持ち運び移動用のファイルストレージとしてのテンポラリーユースにも耐える守備範囲の広さだ。
VoiceTrek V20に限らず、これらICレコーダーの弱点は、Macユーザーの非サポートが当たり前という市場の状況だろう。パソコンの市場占有率の95％以上がWindowsユーザーである現実世界ではやむを得ないとは思うが、iPodの多機能化を待つだけでなく、国内メーカーのMacフレンドリーなICレコーダーの登場も期待したいところだ。
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乾電池の入った電源部分とボイスレコーダー本体部分に2分割される
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USBコネクタの付いた本体部分だけをPCのUSBポートに挿入し、USBメモリ的活用も簡単にできる
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| 製品名 |
価格 |
販売元 |
| VoiceTrek V20 |
15,000円程度 |
オリンパス |
■ ＵＲＬ
オリンパスのVoiceTrek製品情報
http://olympus-imaging.jp/lineup/vtrek/
（ゼロ・ハリ）
2005/07/21 11:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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