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「押すだけ回すだけ」 手軽に使えるユニークポータブルラジオ
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直径10センチ、高さ6センチの円柱。透明アクリルが涼しげだ。単4電池2本で駆動する
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中央の円形のボタンを押すと、このようにボタンが立ち上がって電源が入り、ラジオが流れ始める
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ラジオは、「ニュースや目当てのDJの番組を聴き」などという目的以外は、どちらかというと、仕事をしながら、食事を摂りながら、片付けものをしながらなど、「ながら聴き」をすることが多いのではないだろうか。自分のライブラリにない音楽が聴けるのは新鮮だし、DJのたわいもないおしゃべりが聞けるのも楽しい。筆者はテレビよりラジオ派で、自宅にいる際はいつもラジオを楽しんでいる。
しかし、利用時にはラジオ機能が搭載されたコンポを使うしかないため、どうしても聞く場所が限られてしまう。たとえばキッチンで料理をしながら、あるいは寝る前や朝起きてからぼんやりとしながらラジオを聞きたいと思っても、その場にはラジオがない。「自宅のどこにいても気軽にラジオが聴きたい、ポータブルラジオがあれば」と思っていた矢先に「Acrilan Radio」を見つけた。
一見すると「これ、ホントにラジオ?」と思ってしまうくらいの不思議なボディ。USBケーブル経由でパソコンの音量を調節できる「Power Mate」を思い起こさせるデザインで、凹凸もなく、これといった電源ボタンもスピーカーも見当たらない。よく見てみると、電源/ボリューム/チューニングボタンをそれぞれ独立させておらず、本体にそれらのすべて機能がうまい具合に兼ね備えられている。
使い方としては、ラジオを聞きたい場合、中央の円形のボタンを押す。本体内側にはFMの周波数が記され、チューニングをする場合はボタンを数字に合わせて回すというしくみ。また、ボタンのある中央部が軸となっており、ボリュームを調整したい場合は外側の枠を回転させる。
見かけだけでなく、使い勝手もなかなか良い。電源ボタンを「探す」必要もなく、電源のオン/オフが可能なのは実に手軽だ。たとえば寝室で、寝る前にぼんやりとラジオ視聴、眠たくなったら手探りでラジオをポン。目覚ましを止める感覚で電源が切れるのだ。ふとラジオを聞きたいな、と思ったら本体に手を延ばして中央の電源ボタンを押せばいい。チューニングする場合も、電源ボタンを回せばいい。ボリュームの調整も、本体を回すだけなので、いたって簡単だ。
コンポやポータブルラジオでラジオを聞くとなると、たいていはそれぞれのボタンが独立しているから、いちいちそのボタンを押したり動かさなければならない。しかし、このラジオだと、すっと手を延ばして、手軽に操作が行なえる。これは予想以上に使いやすい。コンパクトで持ち運びやすいほか、シンプルなデザインで、リビングでも寝室でもキッチンでも、どこに置いても違和感がない。リビングのコンポでしかラジオが聞けない、聞いていないという人は、このラジオでもっと自宅でラジオを楽しんでみてはいかがだろうか。ラジオがもっと身近に感じられること間違いなしだ。
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真横から見たところ。スピーカーは中央ボタンの内部にある
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ボタンは大きいから、朝起きてぼんやりしている時などでも、一発で再生可能だ
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
Acrilan Radio |
3,150円 |
AssistOn |
(東郷 真之)
2005/07/14 11:01
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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