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クールビズにはやっぱ扇風機でしょ
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風光迷微2
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若い方はご存じないかもしれないが、遠い昔、「省エネルック」という言葉が流行ったことがあった。半袖の背広は、今見ても異様なデザインで、筆者の記憶では当時着ている人を見ることはなかった。言葉は流行ったが、実際のファッションは敬遠され、本当かどうかわからないが、とある都内のデパートではシーズンに5着しか売れなかったらしい。そして、四半世紀が過ぎ、今年話題になっているのがクールビズだ。
クールビズの根底にあるのは、地球温暖化を防止するために、二酸化炭素の排出量を削減することにある。そのために冷房温度を28度以上に設定し、電力消費を減らすことが必要だ。そろそろ暑くなってきたので、筆者も通勤時は上着なしとした。だが、電車も社内もノーネクタイの気配は少ない。
と言うわけで暑い時は扇風機の出番なのである。2001年に世界初のUSB扇風機「涼風一直線」が登場し、今では世界中でUSB扇風機が売られているらしい。冷房をガンガン効かせるより、暑い人だけ必要な時にクーリングできるUSB扇風機は地球温暖化防止にはうってつけのアイテムかもしれない。
USB扇風機の本家(?)のイーレッツからリリースされた2005年モデルは「風光迷微2」。メーカーによると「ヘッド部分をライトに交換できる構造を採用し、夏しか使えないという扇風機の常識を打破した」製品で、別売のチューンアップキットにより「在り来たりの羽では満足できない扇風機マニアもサイズアップした羽やオリジナル形状の羽を自作することで最良の扇風機を追求することが可能」であるらしい。
昨年モデルと外観上で異なるのは、ビニール製の羽とケーブルの巻取り部分にロゴが入っている点だけだ。モーター回転数が30%アップしているが、実際には微妙に風が強くなった程度で、パソコンのベンチマークと似て、体感は数値ほど変化を感じない。とは言え冷房の弱い部屋で使うにはまぁまぁの風量だ。パッケージには「従来機よりチョッピうるさいかも」と書かれているが、筆者の手元にある昨年モデルよりは今年の方が静かだ。
今年の目玉は「風光迷微チューンアップキット」だ。ハイパワーモーターと羽の自作キットが同梱されており、扇風機マニアではないがノリで買ってしまったので羽の自作をしてみた。10,000回転のモーターはさすがに強力で、机の上で扇風機が動き出すほどだ。大きめの羽を作ると回転数が落ちて自走は止まるが風力は期待するほどではない。色々試してみたが今のところ納得できる羽は自作できていない。たかが扇風機、されど扇風機といった感じだ。
「風光迷微2」はライトとしても使えて一粒で二度美味しいのが売りだが、実はパッケージの表記も心を和ましてくれる。既にイーレッツの直販サイトは完売しているが店頭では購入できるので実際に手にとって見て頂きたい。それも加えると一粒で三度美味しい一品だ。
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心が和むパッケージも魅力の1つ
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上が大き目に自作した羽。標準の羽と比べ、見た目も悪いが性能も悪い
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
風光迷微2 |
イーレッツ |
1,575円 |
ラオックス |
■ URL
製品情報
http://www.e-lets.co.jp/product/aig-fan4u/
(weekone)
2005/07/07 11:18
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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