|
|
|
ノキアの「Bluetoothヘッドセット」で怪しいおじさんになる
|
|
|
|
右の耳でも左の耳でも全く同様のフィッティング感覚を保つ優れモノ
|
|
充電はボーダフォン702NKのACアダプタを共用できる。写真左から、充電・通信状況を表示するインジケータランプ、ボリューム調整スイッチ、電源ボタン、充電プラグジャック
|
ケータイ大国の日本で爆発的な普及をしているモノといえば、まずはケータイストラップ。そして、流行しつつある交換プレートや交換カバーの類だ。これは、まだまだケータイストラップに比べればマーケットと呼ぶには幼いが、次世代ケータイも同じ形状コンセプトで新型携帯電話が発売されれば、今度こそ定番モノになりそうな勢いだ。
一方、道路交通法の援護射撃もありながら、流行りそうで流行らないモノがある。手ぶら会話を実現する、ヘッドセットだ。日本人の多くは携帯音楽プレーヤーを聴くためのヘッドフォンには抵抗を感じないが、イヤフォンと小型マイクが内蔵されたヘッドセットには、どういうわけか若い世代でも抵抗を感じるようだ。
電話というモノが会社内や自宅以外では使えなかった時代経験が長かったおじさんが、車内で携帯電話で会話することに違和感を覚えるのと同様に、電話イコールどこにでも持ち歩ける携帯電話が常識の世代でも、“ケータイは耳と口にあてて会話をするモノ”という既成概念があるせいかもしれない。
さて、今回の一品であるBluetooth採用のヘッドセット、「Nokia Wireless Boom Headset(HS-4W)だが、筆者は、連休前でごった返す羽田空港で約30分に渡って使用してみた。HS-4Wは筆者の右耳に、ペアとなるボーダフォン702NK(Nokia 6630と同型)は、筆者のスーツの胸ポケットの中に収めていた。電話での会話に熱がこもると、当然ながら声が大きくなり、ハンズフリーで両手が空くと、必然的に人間は両手のジェスチャー表現が加速する。明らかに怪しいおじさんの登場だ。
おそらく他人の目から見た筆者は、異国の怪しい人そのものだったろう。通り過ぎる多くの日本人の注目を浴びることとなった。多くの人が、正面から覗き込むことはないが、筆者の前を通り過ぎた辺りで、必ず振り返り、それが電話だと理解すると、それとなく安堵の色を浮かべる。まだまだ人通りの多い都心などで使うには、当事者には度胸が、周囲には意識的な無関心が必要だ。
HS-4Wは設定後、自分の携帯電話だけとペア・コミュニケーションが可能だ。ヘッドセット側の電源を入れるだけで、携帯電話側はヘッドセットを認識し、音声・マイクの外部切り替えを自動的に設定してくれる。充電はボーダフォン702NKのACアダプタを共用でき、着信オフフックはもちろん、音声による発信機能もサポートされる。ケータイから数メートル離れて白クマのように部屋中をノシノシ歩き回りながらのワイルドな電話会議も可能だ。使うのに少々勇気が要るものの、まさに便利この上ない本日の一品と言えるだろう。
製品名 |
価格 |
購入場所 |
Wireless Boom Headset「HS-4W」 |
11,800円 |
東京駅八重洲地下街 Nokiaショップ |
■ URL
ノキア オンラインショップ
http://www.e-shopreg.com/shop/
(ゼロ・ハリ)
2005/06/14 10:52
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|
|
|