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Skypeが電話のように使える「ネットでふぉん G901iS」
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ネットでふぉん G901iS
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ちょっと文字が判読しづらい画面
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「ネットでふぉん G901iS」は、型番からわかるように某社の携帯電話次期モデル……ではなく、ストレート型の携帯電話に似せたSkype対応USBハンドセットだ。
「Skype」とは、パソコン用のIP電話ソフト。このソフトの入ったパソコン間であれば無料通話できるほか、有料サービスとして固定電話や携帯電話への通話機能や、専用電話番号で一般電話からの通話をパソコンで受けられる機能も持っている。
Skypeに限った話ではないのだが、電話というものは受話器がないとかなり不便。たとえば、Skypeに着信があった場合、パソコンにスピーカーをつなげていると、その端子を抜いて、ヘッドセットのプラグを挿して、画面の応答ボタンをクリックする。おっと、ヘッドセットのスピーカーとマイクの端子を逆に差して声が聞こえない。つなぎ直さないと切られてしまう……と、実にあわただしい。
そこで、このG901iSである。いまいちダサい外観ではあるのだが、使ってみると快適便利。携帯電話と同様に、通話ON/OFFキー、数字キー、上下左右キーやクリアキーがついている。従って、電話するときは、おもむろに手にとって、電話機のように「はい、もしもし」とやるだけで済む。本当に、電話機のインターフェイスというのはよくできている。
ただ、惜しむらくはいわゆる7セグメント液晶を採用していること。よくエレベーターの階数表示などに使われる表示器なのだが、数字だけでなく英文字表示にも使っていることが問題。本製品では、電話をかけてきた人のIDがこのディスプレイに表示されるのだが、これが読めない。「A」や「P」などは分かるのだが、とっさにわからない文字もある。これに関しては次モデルではぜひ改良してほしいところだ。
パッケージは、ハンドセットとskymeというソフトで構成される。ハンドセットはごくごく普通のUSBオーディオセットとしてWindowsに認識されるので、単にマイクとスピーカーとして使う場合はドライバなどは必要ない。しかし、ハンドセットについているボタンなどの操作をSkypeに伝えるために付属ソフトが必要だ。
ちなみにパソコンの音が全て本製品から出てしまう人がいるかもしれない。これは、単純にパソコンのオーディオデバイスとして本製品が追加されたために発生すること。Skypeでの通話だけを出力することもできる。
Windows XPの場合、まず、コントロールパネルの「サウンドとマルチメディアのプロパティ」で音声タブから音の再生、録音の優先するデバイスをそれまで使っていたものに戻す。それから、Skypeの「ツール」→「設定」から、Skypeのオーディオデバイスをハンドセット、つまりUSB Audio Deviceに変更する。これでOK。もし、G901iSの呼び出しベル音だけパソコンのスピーカーから出したい場合は、「着信音をパソコンのスピーカから再生する」もチェックしておく。
この設定をしておくと、音楽をパソコンのスピーカーで聴きながら、受話器を使ってSkypeで電話をするなんてこともできる。まさに電話感覚でSkypeで使えるようになるのだ。
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Skypeだけの音を出力する際は、コントロールパネルの「サウンドとマルチメディアのプロパティ」で設定
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Skypeの「ツール」→「設定」から、Skypeのオーディオデバイスをハンドセット、つまりUSB Audio Deviceに変更する
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
ねっとでフォン G901iS |
3,880円 |
TWOTOP千葉幕張店 |
(で)
2005/04/28 11:05
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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