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腕に巻ける小型GPS「Foretrex 101」
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GarminのForetrex 101
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腕に巻けるサイズだ
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衛星から発せられる電波を受信して、世界のどこにいても現在地を割り出すことができる壮大なシステム、GPS。カーナビゲーションはもとより、パソコンの周辺機器や携帯電話にも内蔵され、日常で活躍するシーンも多くなってきた。
携帯電話に内蔵されたことで車以外でもGPSを使うユーザーが増えてきたが、以前からトレッキングや釣りなど、アウトドアを楽しむ人達の間で何かと重宝されていたのが「ハンディGPS」と言われる小型GPS端末。代表的な米GARMIN社のe-Trexシリーズには現在地を緯度・東経で表示するのはもちろん、気圧高度計を内蔵したもの、英語が苦手な方のために日本語にローカライズされたものなど、数モデルが存在している。
そんなハンディGPS市場に登場したForetrex 101は、腕時計をちょっと大きくした程度のサイズで重量78gと非常に軽量、かつアームバンドによって腕に装着できる斬新なスタイルのハンディGPSだ。e-Trexシリーズに比べ格段に小型化されており、腕に巻き付けられるのはもちろん、腕以外にもリュックやポーチ、ベルトなどにバンドを通して固定しておくことが可能と、非常にその固定方式が柔軟なことが特徴だ。
機能としては、e-Trexシリーズ上位モデルのように地図インストールや気圧高度計のような機能は盛り込まれていないが、現在地の表示や移動した差分情報から割り出した時速や向かっている方角のリアルタイム表示など標準的な機能は持ち合わせており、ユーザーが任意に指定可能な「ウェイポイント」という地点までの距離や方角なども表示できるので、目的地に向かっているか離れているかといったレベルでのナビゲーションも可能だ。
一定時間毎、あるいは一定距離を移動するごとにログを残し、来た道を戻るようにナビゲーションしたり、パソコンへ取り込んで、市販の地図に移動軌跡を表示できるトラックログ機能も搭載されている。記録できるログの数は10,000ポイント、1秒毎にログを残しても約2.8時間分、通常の利用であれば半日以上の移動情報をログとして残すことができる。
バッテリーは単4電池で、連続15時間稼働できる。機能は同等でバッテリー内蔵のForetrex 201というモデルも存在しているのだが、バッテリーが着脱式でないため、屋外でバッテリー切れとなったら使えなくなってしまうのがネック。電源確保が難しい屋外で使うデバイスだからこそ、予備電池を準備できる乾電池式の方が何かと便利だ。
筆者はパラグライダーで空を飛んでいる時の軌跡をログに残し、後からフライトの分析をするために役立たてている。GPSというとナビと連想しがちだが、使い方次第では、さまざまな用途に活用できるだろう。
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ディスプレイで情報を確認できる
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パラグライダーで空を飛んでいる時の軌跡
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
Foretre 101 |
Garmin |
18.900円 (パソコン接続ケーブル1,800円) |
新治こまちパラグライダースクール |
■ URL
Garmin 製品情報(英文)
http://www.garmin.com/products/foretrex101/
(古宮 創)
2005/04/27 11:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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