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200年の伝統を味わえる手帳
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シンプルで飾り気の無いデザイン。ゴムバンドとしおりがアクセントになっている
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最後のページには、こんな紙製ポケットがついている。領収書や名刺などを一時的にしまうのに便利だ
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最近、メモを取るためのツールをPDAから紙の手帳に宗旨替えした筆者だが、使い始めてみると、これがなかなか難しい。さすがPDAより歴史が長い業界(?)だけあって、実に種類が多様で、何を選ぶべきか悩んでしまう。
最初はシステム手帳を利用し始めたものの、リングが邪魔で書きづらい。ならば自分にとって使いやすい手帳を探してやるとばかりに数々な手帳を試し、落ち着いた先となったのは、「Moleskine Pocket Ruled Note」だ。
Moleskineは、200年の伝統のあるノートブックだ。元々はフランスのメーカーが作成していたが、1986年に一度生産が中止された。その後、1999年にイタリアのMODO&MODO社が復刻させて今日に至る。過去にはゴッホやヘミングウェイも愛用していたという逸品だ。また、映画「インディジョーンズ 最後の聖戦」において、物語で重要な役割を果たした手帳と言えば「あぁ、あれか!」とわかる読者諸氏もいるのではないだろうか。
外見はオーソドックな手帳だが、最大の特徴はカバーと紙の部分にほとんど段差が無いというところにある。普通の手帳は若干カバーが大きいため、開いた時に根元を持つとカバーと紙の段差がちょっと手に当たったりする。が、この手帳はほとんど段差が無いため、ほとんど手に当たらない。細かい所だが、毎日のように使う物なのでこういう気配りは嬉しいポイント。また、ページの最後にはポケットがついていて、細かい紙片やチケットなどを収納できる。多少厚みが出てもゴムバンドでしっかりと閉じることができるので、紛失することは無いだろう。
こんなにコンパクトなのにページ数が多いのも魅力的だ。たっぷり190ページほど書き込むことができる。紙も上質で、ペンが滑らかに走り、書き味もいい。今回購入したRuled Noteは6mmの罫線が入ったものだが、ほかにも方眼タイプのものや、五線譜、スケッチブックなどがある。変わったところでは、メモを入れるポケットだけで構成されたものもある。
この手帳には、表紙をめくって最初のページに「これを拾ってくれた方はこの連絡先まで送ってください。お礼に~~$差し上げます」ということが英語で書いてある。また、Moleskineを愛用している作家は「私にとってこのノートをなくすことはパスポートをなくすのと同じくらいの災難だ」と言ったという話がある。筆者は使い始めて日が浅いが、こういったエピソードからも、いかにこの手帳が愛されているかわかるだろう。もちろん筆者も愛着がわくまで使い倒していく予定だ。
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「なくしたとき、この連絡先まで戻してください。お礼に~~$差し上げます」(適当訳)の部分。ここに何$と書き込むか、悩みどころだ
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6mm罫線のRuled Note。上質な紙で書き味もなめらかだ。6mm罫のほかにも、さまざまな種類が出ている
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
Moleskine Pocket Ruled Note |
Modo & Modo |
1,680円 |
東急ハンズ新宿店 |
■ URL
Modo & Modo
http://www.modoemodo.com/
(杉村 啓)
2005/04/25 11:21
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