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出張者にオススメ?! 「モバHO!用PCカードチューナー」
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PCカード型の「モバHO!」チューナー
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先月「モバHO!(モバイル放送)用PCカードチューナー」を手に入れてから、ひとりでこっそり見たり、車で移動中にアニメを見たりとこいつがけっこう活躍している。
モバHO!は、昨年10月からサービスが開始された、モバイル機器向けの衛星放送だ。本製品は、それを受信するためのチューナーなのだが、PCカード状になっており、映像自体はノートパソコンで見るようになっている。
アンテナは、PCカード上に4センチ角のものが2個ついており、アンテナダイバシティを効かせるために、広げて使う。もともとモバHO!の受信機のアンテナは、どれもさほど大きくはないのだが、ノートパソコン用のデバイスとしてそれほど違和感のない大きさに収めたのはたいしたものだと思う。
ちなみに、感度のほうは、同放送用受信機の中で比べると、さほど良いほうではない。これはパソコン自体の動作ノイズの影響もあるのだろう。ただし、乗用車の車内や飛行機の窓側席で使う場合はほぼ問題なく利用できている。一方、室内で使う場合は外部アンテナを調達しておいたほうがベターだ。外部アンテナは車載機用のものが利用できる。
モバイル放送のコンテンツには、テレビ、音声、それにデータ放送チャンネルがある。テレビの方は、MTV、CNNj、NNN24、それにディスカバリーチャンネルのタカランドの番組を放送する総合チャンネルなど、主にCS衛星放送で人気のあるようなコンテンツ。内容自体は「どこでも持ち運べる個人向けの衛星放送」の役目は充分に果たしているものだ。音声放送のほうも、USENのJ-POP系チャンネルや、関西や米国FM局の再送信と30チャンネルの良質なコンテンツが揃っており、ラインナップ自体の満足度は高い。
他の専用受信機に比べて、PCカード型チューナーの良いところは、手軽に見られるということだろう。ノートパソコンを持ち歩かざるを得ない出張族などは、カード1枚追加すれば列車、飛行機内でもこれらの放送を楽しめるようになるわけで、かなり嬉しいデバイスだと言えるだろう。
カード自体の価格も安く、専用機を買うのに比べるとかなりハードルが低い。さらにパソコンの場合は、映像をフルスクリーンで再生できるほか、映像・音声を一時的にハードディスク中に録画しておくことまで可能だ。
ただ、これら全てをわずか25MHz程度の帯域で共用しているためなのか、それぞれのチャンネルのビットレートも相当低く、クオリティ自体はそれなりでしかないといわざるをえない。音声はエンコードの問題なのか、それとも低ビットレートに起因するものなのか、時折キンキンとした金属音が混じり、静かな場所で本格的に鑑賞するには向かない。また、映像も元々の解像度がQVGA相当、フレームレートもおよそ15fps見当とそもそも荒いところへ、ブロックノイズがかなりはげしく、パソコンのフルスクリーンでの鑑賞はかなりつらいクオリティである。モバHO!のコンテンツは、あくまでも、列車や、飛行機での移動中など、悪環境でもカジュアルに楽しむことがメインで、そうでない環境ではそれなりに割り切って楽しむものと思っておいたほうだいいだろう。
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使用時にはアンテナ部を開く
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ノートパソコンを持ち運ぶ方は楽しめるのではないだろうか。高速で移動しても画質、音質ともに良好だ
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品名 |
購入価格 |
モバHO!PCカード型チューナー MBT0102A |
9,800円 |
■ URL
製品情報
http://www.mobaho.com/terminal/mbt0101a.html
(で)
2005/04/14 11:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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