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電子機器いじりの基本はアナログテスター
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ひさびさに購入したアナログテスター、MASTECH「1015B」
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よく見ると安っぽいメーター周りだが、最近は簡易的な用途がほとんどの筆者には十分かもしれない
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電子工作や自動車整備に必須のアイテムと言えばテスター。最近は、ほとんどデジタルタイプになっている。
デジタルタイプは、いわばデジタル時計と同じで、目盛から数値を読み取るのではなく、そのものズバリの数値を表示する。アナログテスターと違い、デジタルタイプでは、周波数、コンデンサーの容量など、デジタルならではの実現できる機能を備え、電子工作には便利この上ない。
しかも、アナログテスターでは、針を動かすために内部抵抗というやっかいなものがあり、微弱な電圧を測る際などは、内部抵抗に応じて測定電圧を補正しなければ正確な数値が出ないという問題もある。もちろんデジタルテスターでも内部抵抗はあるのだが、アナログに比べれば測定値に与える影響は少ない。
その上、中国をはじめとした国々からの輸入品が電子機器店にあふれ、かつては高嶺の花であったデジタルテスターも、ひととおりの機能を持ちながら安いものでは2,000円ほどから購入できる。
しかし、アナログテスターの、電気に触れた瞬間に針がピクピクっと動く感動(?)はアナログテスターならではのものだ。筆者が小さいころに使っていたテスターは、もちろんサンワのアナログテスターだ。
そこで、あらためてアナログテスターを購入することにした。といっても中国のMASTECK製で、値段はなんと600円。高級テスターには絶対にないバッテリーチェッカーモードも搭載し、簡易的に使う分には便利この上ない。気になる内部抵抗値も直流で10KΩ/Vと、格安品にしては通常の範囲だ。
テスターリード棒は外せるタイプで、根本は最近のテスターのように電極が露出しないタイプだ。これならクルマの電気系統をさわるときの測定にも便利だし、外の工具箱にポイと入れておいても惜しくない。
本製品を購入後、なぜかデジタルテスターの出番がなくなってしまった。人間はやはりアナログのほうが好きなのか?
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バッテリーチェッカーモードも搭載。この電池は「GOOD」だそうだ
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Ωレンジ測定のために乾電池を入れるため、裏蓋は簡単に開く。内部にはいちおう誤差の少ない(?)抵抗器を多数使っている
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
1015B |
MASTECH |
600円 |
秋月電子 |
■ URL
MASTECH
http://www.p-mastech.com/
(江須田)
2005/03/31 11:02
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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