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羽のような掛け心地の眼鏡
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TW-01Tシリーズ(写真はTW-03DT)。一見、普通の眼鏡だが、蝶番がない
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蝶番の箇所は、つるが「ひ」の形に曲げられている
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ステレオタイプ的日本人の象徴としてのマストアイテム、眼鏡。私も、中学時代からの愛用者であり、これまでさまざまな眼鏡を使用してきた。使い捨てコンタクトも持ってはいるが、長時間着用すると痛みを感じるので、スポーツをするときなどに限定して使用しており、普段は眼鏡一辺倒である。
私の眼鏡選び基準は単純で、「軽い掛け心地」が最大の選択基準となる。寝るときと風呂以外ではほとんど眼鏡をかけているため、とにかく軽くないと疲れてしまう。いろいろと探し続けてきたなかで、特に軽いと感じる眼鏡フレームが、今回ご紹介する「999.9(フォーナインズ)」のTW-01Tシリーズだ。縁なしになっているため、とても軽い。だが、それだけの眼鏡フレームなら特に珍しくもない。この眼鏡の特徴は、蝶番がないところだ。
通常、眼鏡は、つるの根本が蝶番になっていて、内側に折りたためる機構になっている。これによりコンパクトに収納でき、持ち運びしやすく、保管しやすい構造になっている。
しかし、TW-01Tシリーズはそんな眼鏡の常識を打ち破り、折りたためなくしてしまった。蝶番をなくしたことにより、コンパクトに収納できなくなり、「使わないときに折りたたんで胸ポケットに入れておく」なんてことはできなくなっている。しかし、そのデメリットを補って余りあるのが、強烈な掛け心地の軽さである。
通常蝶番がある場所は、本製品の場合、ひらがなの「ひ」のような形になっている。この形により、つる後方の耳に当たる箇所が内側に曲がり、両側から顔を挟み込む構造になっている。この挟み込む力のかかり具合が絶妙なのである。きつすぎず、緩すぎず、ぴったりと顔にフィットして、眼鏡を装着していることを忘れさせる。この絶妙の力加減が、本来の重量よりもさらに「軽さ」を演出しているのだろう。「ひ」の字型という特殊な形だが、つるの部分はチタン製なので強度に心配はない。
これだけでも十分面白いのだが、鼻当て部分にあるワンポイントがさらに購入の後押しをした。鼻当ての部分に亀がいるのである。普段は見えないところにオシャレをする江戸っ子的感覚が心憎い。なぜ亀なのか、店員に聞いたところ、「999.9」を経営する眼鏡デザイナー、三瓶(みかめ)氏にちなむものらしい。
軽い眼鏡を追い求める眼鏡ユーザーは、一度ギャラリーで掛け心地を体験してみて欲しいところだ。
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折りたためないため、専用ケースに収納する
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鼻当てに亀。見えないオシャレが格好いい
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
TW-01Tシリーズ (写真はTW-03DT) |
36,750円 (フレームのみ) |
999.9銀座ギャラリー |
■ URL
999.9(フォーナインズ)
http://www.fournines.co.jp/
(ナカムラ)
2005/03/17 11:01
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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