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ペン先の死角を極小化するボールペン「YOROPEN」
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YOROPENはペン先のオフセット角を工夫することで実現した「書き方革命ペン」だ
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数多い文具のうちでも、文字を書くためのボールペンや万年筆は昔からさまざまな発明や工夫により進歩し、バリエーションを増やしてきた商品だ。よく見られる工夫の代表は、ボールペンなど筆記具の多機能化だろう。2色ボールペンからスタートした多色化はすでに数種類の色を超え、また「シャーボ」に代表される異種複合ペン、はてはポストイットまで組み込んだペンなど、その勢いは止まりそうもない。
もうひとつの代表的な工夫が、数やバリエーションにおいては複合ペンに劣るものの、蘊蓄好きには魅力的な「グリップ系」だ。「グリップ系」とひとまとめにして呼んでは、日夜ホールド感やその効果による書き易さを追求している研究者にとって失礼なお話だろう。ゴム系、シリコン系など、少しの力で形状の変化する柔らかい新素材を活用してきた企業努力は素晴らしい。
本日ご紹介する「YOROPEN」は、後者の「グリップ系」の工夫にプラスアルファのアイディアを盛り込んだ商品だ。2002年、スイスのジュネーブで開催された発明展において金賞を獲得したようだ。カラフルな軸色が揃っているが、筆者は一番目立つ赤を選んでみた。
一番の特徴は、水鳥のクチバシのようなその形状だ。そして鳥の首筋(?)にあたる、ちょうど指先が当たる部分には、お約束のゴム系グリップが固定されている。ペン先のボール位置は、ボールペン軸の延長上に位置するが、首をかしげたような捻れの位置が、これから文字を書こうとする際に、紙面のビューエリアの拡大に一役買っている。確かに直線的な従来のボールペンでは、最大のグリップ力でボールペンの軸を力強く支える親指の影が大きく張り出し、筆記エリアの死角が大きくなる。
「YOROPEN」は、柔らかいグリップ素材の採用で各人のシュアなグリップを可能にし、可変の回転する断面が三角形のグリップで最適なポジションを調整可能で、クチバシのような捻れ位置でライティング・エリアの視界を広げる。特に左利きのユーザーには、オフセット角度のメリットで、今書いた文字を同じ手でこすって汚すことも少ない。「YOROPEN」は、これまでにもありそうでなかった多機能ボールペンだ。使ってみれば即効果のわかる逸品である。シャープペンシルもあるので、目的に合わせて活用可能だろう。
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水鳥のクチバシというより、角度によってはダックスフンドのように見える。オフセット角補強の為の金属サポートパーツがメカっぽさを強調する
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先端のボール位置はごく普通のボールペン同様に本体の軸線上にあるが、角度を工夫することで書き易さの領域が拡大する
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製品名 |
価格 |
購入場所 |
YOROPEN |
609円 |
渋谷ロフト |
■ YOROPEN(英文)
http://www.yoropen.co.uk/
(ゼロ・ハリ)
2005/03/11 12:40
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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