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１万円でいろいろ 「KANA2000」
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発売日に勢いに任せてスバラＣ（素晴らしい）デバイスを購入するのは物欲道の王道である。しかし物欲道の横道には「コストパフォーマンス道」というものがある。即ち、魅力的なデバイスが登場しても購入をしばらく控え、それが末永く楽しめるものであるかを見極め、価格が下がって自分の物欲と財布具合のバランスを見てから購入する。購入後は他人に自慢をするというよりも、より少ない金でスバラＣデバイスを購入できた自分を誉めてやる。それも道である。そう、そんな意味で「KANA2000」はいいかもしれない。
KANA2000はMP3プレーヤーである。しかしなぜかCFドライブにもなる。USB接続で、Mac OSやWindows 2000にも対応する。なのに、実売１万円を切る。激安プレーヤーのレベルである。CFドライブがついてこの値段！ ってのがなんといってもすごい。１万円ならばクソゲーを２本つかまされた、もしくは酔っ払って後輩（可愛い酒豪の女の子）に酒をおごってしまったと考えればぜんぜんたいしたことがない。
確かに、このKANA2000のMP3プレーヤーとしての性能はたいしたことはない。リピートすらできないし、ファームの書き換えでWMAに対応することもない。しかし、だ。コレに飽きてもっとイカしたRio600あたりを購入したとしても、KANA2000はCFドライブとして使いつづけられるわけだし、巨大容量のCFカードを挿してカーオーディオにつなぎ、簡易ジュークボックスとして利用することもできる。まぁ問題は、本体よりもメディアのほうがよほど値段がはることだが。デジカメでCF使っていれば、メディアの使いまわしができるからいいんだけどねぇ。
今日の教訓「CF、64MBで１万2600円。まぁ、仕方ないのだが」
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（白根 雅彦）
2000/09/06 00:00
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