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廉価版完全二足歩行ロボットで冬の夜長を楽しむ!
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身長10cmだが、ひょうきんな魅力は変わってはいない
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大昔、米国内で通販専用商品として販売されてたセルフ充電ロボット「HERO1」に憧れ、自宅でも、最近は冬眠状態のAIBOも1匹飼っている筆者が、以前から憧れていたが、現物を目の当たりにする機会のなかった純国産ロボットを、偶然立ち寄った原宿のキディランド1階で見つけた。
筆者の購入した「CAM-10」は、既に発売され、多くのデスクトップ・ロボットファンを魅了している「CUBE ROBOT PROJECT」がプロデュースする完全二足歩行の「CUBE CAM-8」の弟分だ。CUBE CAM-8は、その名前の通り、全部で8本(片側4本)の複雑なカム機構により、それぞれの関節を独立して制御して、本物の人間に近い、とてもナチュラルな歩行動作を実現している。
片側4つのカムは、(1)足首の前後をコントロール、(2)足首の左右をコントロール、(3)ヒザの屈伸をコントロール、(4)大腿部の前後をコントロール――というように、人間の足の動作や機能を研究・分解し、「体重移動による人間の歩行メカニズム」を複雑なハードウェアで実現しているモノだ。兄貴分のCAM-8は、標準添付の赤外線コントローラで前進・後進・停止、そしてギミック音の制御ができるとはいえ、時々遊ぶだけのホビーロボット君に15,000円は少し厳しいプライスだ、と考える人は多かったはずだ。
第2弾として発売された弟分のCAM-10は、CAM-8の約半分の、全高たった10cmのミニミニサイズで、値段も約10分の1だ。動作の基本はお兄さん機であるCAM-8とほぼ同じだ。半完成品のキットとして提供されたCAM-8に対し、完成品で提供されるCAM-10は、買ってすぐに単独二足歩行が楽しめる。動力として小型モーター1個を採用し、単5電池(アルカリ乾電池)1個で約150分、首と両手を振り、両足で巧みに体重移動を行ない、前進のみを行なうシンプル動作のモデルだ。CAM-8の時もそうだったが、歩きながら首を振る動作時の視線の行き先がなかなかチャーミングなのがCUBE ROBOT PROJECTの特徴だ。
カラーリングは、兄貴分と同じホワイト以外に、ピンク・クリア・ブラック・クリアブルーと全5色をラインナップ。CAM-8を1台購入する投資で、CAM-10を全色購入するという選択肢も考えられそうだ。CAM-10は左右の手首のところがネジ止めになっているので、重量の軽いモノであればネジを緩めてうまく挟み込むことも可能だ。単なる標語などを持たせてデスクトップでメッセンジャーボーイ代わりに使ったり、テーブルをはさんだディナータイムに、彼女との会話が途切れた際のコミュニケーション・リカバリー・ツールとして使うことも可能だろう。
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手に何か持たせてメッセンジャーボーイにも活用できる
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AIBOと対抗はできないがシンプルな動作はそれなりに楽しい
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アルカリ単5電池1本で連続150分はなかなか省エネルギー設計
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製品名 |
価格 |
購入場所 |
CAM-10 |
1,575円 |
原宿キディランド1F |
■ URL
CUBE ROBOT PROJECT
http://www.cam-system.jp/
(ゼロ・ハリ)
2005/01/31 11:04
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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