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CDと一緒に持ち歩けるスピーカー
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CDファイルスピーカー
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W型に開いて使用。このCDプレーヤーでは音量不足だった
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ウォークマンが市場に出回ったのは筆者が大学の頃だった。すでに20年が過ぎ、カセットテープはほぼ姿を消し、MDやMP3プレーヤーが携帯音楽プレーヤーの主役になっている。長らく音楽を携帯することから脱落した時代が続いたが、子供の成長につれ復活し、筆者自身はMP3プレーヤーを愛用している。
気付いてみるとレコード&カセット時代からCDを経て、MP3へ移行したので我が家はMDに縁のないまま来てしまった。そんな背景もあり中学生の娘はポータブルCDプレーヤーを愛用している。先日の夜もダイエットウォーキングに娘と出かける際、MP3プレーヤーを用意した筆者が「CDは大きくて持って行けないだろう」と牽制すると、ブルゾンのポケットにCDプレーヤーを突っ込み「入った」と自慢げだった。筆者としては「今どきCD?」とは思っているが、娘にとっては大事なアイテムとなっている。
本日紹介するパイオニアの「CDファイルスピーカー」はCDケースとスピーカーを一体化したもので、ポータブルCDプレーヤーを利用してる方にはチョット便利な一品だ。デザインは少し厚めのプラスチックCDケースに妙なふくらみが付いている。表面の仕上げはきめ細かな梨地となっていてそこそこイケていると思うが、収納時にケーブルが外に出たままなのはイケてない。ふくらんだ部分にスピーカーが内蔵されており、W字に広げるとステレオスピーカーとなる。ポータブルオーディオのヘッドホンの代わりにCDファイルスピーカーをつないで使う図式だ。CDは6枚収納できるのでMP3ファイルを収録したCD-Rなら長期の旅行でも大丈夫だろう。
自室でヘッドホンなしで聞いたり、仲間と聞いたりする際には嬉しい製品だが、音のクオリティは低音不足でそれなりといったところ。ボーカルはそこそこ聞けるがジャズなどでは少々寂しい感じだ。同様の製品としてエレコムの「イヤホルン」がある。こちらはヘッドホン自体の音をフロントホーン効果で音量(音圧)を稼ぐ方式だが比較するとこのCDファイルスピーカーの方が高音質ではないだろうか。
音量は、筆者のMP3プレーヤー「Rio SU30」では普段21~23で使用してるところ、MAXの30にセットすれば満足な大きさとなったが、娘の使用しているパナソニックのCDプレーヤー「SL-CT510」ではMAXにしても若干音量不足だった。それぞれのカタログスペックは「Rio SU30」が5mW、「SL-CT510」が4mWなので手持ちのポータブルオーディオの出力を確認してから購入した方がいいかもしれない。
歳を取ったせいか長時間イヤホンを付けていると疲労を感じる様になり、スピーカーから音を出すとホッと感じることが多い。難聴防止にも効果がありそうなので、ご子息が自室でヘッドホンを使用してるなら買って与えてはいかがであろう。
品名 |
発売元 |
購入価格 |
CDファイルスピーカー PCR-CF10-W |
パイオニア |
3,200円 |
■ URL
製品情報
http://www3.pioneer.co.jp/product/product_info.php?product_no=00000052&cate_cd=004&option_no=1
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(奥川浩彦)
2005/01/19 11:00
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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