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モバイラー御用達の電源ケーブル「巻取式メガネケーブル」

両側にちょっと引っ張ると自動で巻き取られる仕組み。巻き取る力はかなり強い
 俗に「メガネケーブル」と呼ばれる、八の字コネクタの電源ケーブル。ノートパソコンはもちろん、ビデオやDVDデッキ、ゲーム機でも採用されており、目にする機会の非常に多いアイテムだ。ノートパソコンやAV機器を複数台持っている方なら、部屋の中に数本転がっていてもおかしくないだろう。

 このメガネケーブル、最大の欠点は、なんと言ってもかさばること。最近のノートパソコンはメーカー独自形状のACアダプタが付属することが多く、ケーブルが巻き取れるよう工夫されている場合もあるが、そのACアダプタにつなげるメガネケーブルは一緒に巻き取ることもできず、持ち運ぶ際に邪魔になることが多かった。

 もともとメガネケーブルは耐久性もそれほど高くなく、無理に折り曲げると破損しがちである。筆者もかつて、カバンの中に無造作にメガネケーブルを放り込んでおいて断線してしまい、出先でノートパソコンの電源が確保できなくなり苦労した経験がある。

 そんなメガネケーブルに、ありそうでなかった巻取タイプが登場した。今回紹介する「GM-PW185」がそれだ。標準的なメガネケーブルとの違いは「巻取が可能」という、ただそれだけの地味な製品ではあるが、出張などでノートパソコンの電源を持ち運ぶ機会の多い方にとっては、待望のアイテムと言えるだろう。価格も1,000円前後と手頃で、手軽に導入できるのも嬉しい。

 最近の電子機器は部品の汎用性を考慮してか、機器の電源ケーブルを直付けにせず、別パーツとして扱える設計にしていることが多い。汎用性の高いメガネケーブルはその流れの中で採用例が増加しており、今回紹介したような巻取タイプが注目されるのもそう遠い日ではなさそうだ。本製品はすでに一部の専門店では人気商品となっているようだが、メガネケーブルそのものの流通量が半端でないこともあり、きっかけさえあれば一気にブレイクするかもしれない。


本体は文字通りてのひらサイズで、カバンに入れても邪魔にならない ケーブルを伸ばしたところ。長さは1mと、一般的なメガネケーブルより若干短い

一般的なメガネケーブルとの比較。持ち歩く際のかさばり具合は一目瞭然 同社の巻取ケーブルには、USBやIEEE1394はもちろん、ちょっと珍しいコンポジットケーブル(上)もラインナップされている

品名 発売元 購入価格
GM-PW185 タイムリー 980円



URL
  タイムリー
  http://www.timely.ne.jp/


(後藤 重治)
2005/01/18 11:08

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