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talbyをデザインしたマーク・ニューソンの腕時計
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時計本体とベルトが一体になっているモダンなデザインのマナティ
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文字盤の内側にある都市の略称の位置から、その都市の現在時刻が読み取れる。分は長針で読む。画像の表示だとニューヨーク(NYC)は午前8時10分、ロンドン(LON)は午後1時10分となる
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最近、気になっている携帯電話がある。それはauの「talby」だ。すっきりとしたモダンなデザインに魅了されているのは私だけではないだろう。
そのデザインは、オーストラリア出身のプロダクトデザイナーであるマーク・ニューソンによるものだ。ナイキやフォード、サムソナイトをはじめとする多くの一流企業を顧客にもつ、現代デザイナーのなかでも特に知名度が高い一人である。1980年代にPODデザインスタジオを設立し活動を始め、1997年にロンドンにてマーク・ニューソン社を設立して活動を続けている。
このマーク・ニューソンは、1994年に自らデザインを行なった腕時計を製造する「アイクポッド・ウォッチカンパニー」を、オリバー・アイクと共にスイスに設立した。今回紹介するのは、マーク・ニューソンがデザインした「アイクポッド・マナティ」である。時計に詳しい方であれば、お餅のように丸い形状にラバーベルトという時計がアイクポッドのイメージになっているかもしれないが、このマナティは四角のケースにラバーベルトといった外観になっている。
時計自体は、マーク・ニューソンらしい現代的でシンプルなデザインになっている。ワールドタイマー機能を持ち、世界主要都市の時刻が一目で分かる。ただしサマータイムには未対応だ。短針自体は12時間、長針は60分で一周する一般的な時計である。海外の時刻を知るには、文字盤を読み取る必要があり、文字盤に書かれた都市名の略語の位置にある数字が、その都市の時刻を示している。都市名を書かれた円盤が時計の動きに合わせて回転することで、正確な時刻を知らせてくれる。機械はC.O.S.C.認定クロノメーターをパスした高精度なものが採用されている。
今回の時計は、白を基調としたデザインになっているが、赤や青、黄といった原色を用いたモデルも用意されている。リュウズは、時刻合わせをするときにだけ引き出して操作するが、通常はケースの中に埋もれていて、一見リュウズが無いように見えるところも、その魅力の1つになっている。ステンレス製のケースと一体になっているベルトは天然ゴムを素材にしたラバー製で、バニラの香りがつけられている。
ちなみにマナティとは海洋性動物の名前である。この時計には、時計裏とバックルに、海洋動物のマナティが描かれている。理由は知らないが、このマナティ以外のアイクポッドの時計にも、絶滅危惧種の動物名にちなんだものが多いのは、マーク・ニューソンからの何かのメッセージなのかもしれない。
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時計の裏側に描かれたマナティ
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ベルトのバックルにも
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
アイクポッド マナティ ホワイト限定モデル |
アイクポッド |
38万円 |
■ URL
アイクポッドジャパン
http://www.ikepod-japan.com/
(うずまき天符)
2004/12/22 11:23
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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