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目からウロコの「封筒で送れるケータイ花瓶」
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2枚1組で袋詰めされている。膨らむ前の占有スペースはミニマムだ
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現在は10種類を超える柄が用意されている(写真は発売当初のモデル柄)
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花瓶は馴染み深い日用品の1つだ。筆者の知人に多い殺風景な独身男性宅やものぐさな単身赴任でもなければ、どこの家でも花瓶の1つや2つはどこかにあるだろう。しかし、普段花とはあまり縁のない暮らしなら、花瓶はあったはずだがどこにしまいこんだかさっぱり思い出せないという場合も多そうだ。
また、会社や病院などに花を贈る場合は、花器があるのか、飾る場所は、という心配がつきまとう。病人には「根付く」との語呂合わせから、鉢植えの植物を贈るのはタブーとされているようで、お見舞いとなると生花の花束ということになる。もっとも昨今では、長持ちする上花器もセットとなっているプリザーブドフラワーという選択もある。しかし、できれば花束のプレゼントは、いつまでも残って尾を引かない方が良いだろう。
生花のプレゼントに付き物の花瓶問題を解決してくれる「ケータイ花瓶」が、筆者の周囲ではブームだ。D-BROSというデザイナーユニットが開発した提案型のデザインアイテムで、「Hope Forever Blossoming」と命名された、紙封筒入りの花瓶がそれだ。この商品は2003年、広告・デザイン界でADC(東京アートディレクターズクラブ)賞を受賞した、なかなか素晴らしい発想の商品だ。
封筒を開けると、ぺしゃんこになったビニールに模様の印刷された袋が出てくる。この袋に水を入れることによって、ごく普通の花瓶としての機能するビニール製花瓶に変身するのだ。十分な水量を入れれば安定性は抜群で、普通に花を活けて少し離れたところから見ると、この花瓶がビニール製であることもついつい忘れてしまう。
使用後は地域の分別方法に従って廃棄すれば、すべては綺麗さっぱりと過去のモノとなるだろう。しかし、ケータイ花瓶のアイディアが素晴らしく、捨て難いのも事実だ。残しておく場合は、水を抜いて乾燥させ、またぺしゃんこにして本棚にでも立てておけばスペースも取らない優れモノだ。
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水を入れると自立し、少し離れるとごく普通の花瓶に見える
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この程度の花なら安定した設置が可能だ
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■ URL
Hope Forever Blossoming製品情報
http://www.buk.jp/hope-forever-blossoming.html
(ゼロ・ハリ)
2004/12/09 11:19
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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