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シャープな切れ味が心地よい。VICTORINOXの爪切り
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一見してなんだかわからない薄さ
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マイナスドライバを兼ねたカバーでレバーは覆い隠されている
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スイスのVICTORINOX社は、アウトドア用品、とりわけアーミーナイフについては「WENGER」と並ぶ有名な会社だ。現在はスイスビット社とのコラボレーションにより、USBメモリーキー付きのナイフなども販売している。VICTORINOXが扱っているのはアーミーナイフだけではなく、以前からキッチンウェアやガーデニング用品も販売している。
今回ご紹介する爪切りは、VICTORINOX社が製造・販売している商品ではなく、VICTORINOXが品質管理を引き受け、その証としてVICTORINOXロゴを商品に付与したモノのようだ。
一般的に爪切りは、折りたたまれたレバーを起こし、上下の鋭角な2枚の刃で爪を挟んで切る道具だが、VICTORINOXの爪切りも機構的には同様の仕組みだ。ただ、レバーを起こす前の形状は非常に薄く、そのままキーホルダーにしてもまったく問題ないスマートな形状を採用。レバーを押さえ込んでいるカバーの先端は、マイナスのドライバーになっている。
ちなみに慣れれば問題はないが、指先でカバーを開くときには多少の注意が必要だ。うっかり油断してカバーを開けて、運の悪いところに指先があったりすると、かなり強いレバーの復元力で指先や爪に強い衝撃を受けてしまうことがある。
実際に爪を切る時の感覚は文章では表現しにくいが、筆者が今まで使った爪切りの中では、間違いなくベストスリーに入る快感品質だ。通常の爪切りは、ピンセットのように繋がった上刃と下刃のうち、上刃をテコの原理を利用してレバーが押し下げる仕組みだ。VICTORINOXの爪切りは、レバーそのモノに取り付けられた2枚の刃がハサミのようにクロスしており、VICTORINOXと書かれた強力な板バネが下刃を押し開くようにコントロールしている。上下の刃の鋭さか、テコの原理が効率的なのか、そのあたりはさだかではないが、爪を切る時にもほとんど指先に力は必要なく、レバーをつまむという感覚でいとも簡単に、見事でむしろ怖いくらい簡単に爪が切れてしまう。
よくVICTORINOX社の便利なツールを携帯していたりすると、うっかりその存在を忘れてしまい、空港の手荷物検査などで引っかかることが多いが、“刃渡り”を表現する方法がないこの爪切りならその点は安心だ。筆者は、毎日キーホルダーに他のキーと一緒に収納して、日本中を持ち歩き、毎日便利に活用している。
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カバーを引き起こすとレバーが板バネの力で起きあがる。カバーの裏側は爪を研ぐためのヤスリ
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ほとんどキーと変わらない分厚さなのでキーと一緒に常時持ち歩ける
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製品名 |
価格 |
購入場所 |
VICTORINOXロゴ入り マルチ・ネイル・クリッパー |
3,000円程度 |
北千住 東急ハンズ |
■ URL
VICTORINOX JAPAN
http://www.victorinox.co.jp/
(ゼロ・ハリ)
2004/12/03 10:58
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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